20170402
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記3月(11)新スーパーと古団地
都区内の団地住まいを続けています。我が住まいのUR団地は、新しい耐震基準が成立する前の建物なので、万が一、直下型大地震が都を襲ったら、建物ごと倒れるんじゃないかと思いながら暮らしています
都下の大団地、高度成長期以来、続々と成立しました。しかし、多摩丘陵団地や高島平団地の住人が高齢化して、地域コミュニティが崩壊しつつあるという報道を聞いてからだいぶたちます。我が団地の住民も、年々高齢化していっているようです。かわりに、子供の数はどんどん減ってきた。娘息子が通っていた小学校も中学校も閉校して、他地区の学校に併合されてしまいました。
そんな古びた団地に、久しぶりに変化がありました。隣接していた倉庫会社の土地が再開発され、大規模マンションが建設されることになったのです。マンションの中には保育園やクリニックが設置され、一般住宅の他、高齢者向けの介護付きマンションも建てられるのだとか。
この春、マンション完成の前に、スーパーがオープンしました。
団地内には、我が家から300mのところにスーパーがあり、団地外にも徒歩5分のところにもうひとつのスーパー。自転車で5分のところには、比較的大きなスーパーもあり、JR最寄り駅の前までいけば、別のスーパーもある、コンビニも各種あり、という買い物には不自由しない環境でした。
それが、今回は団地建物の出口からスーパーのドアまで150mほどのところに新スーパーができたのです。
買い物大好きな娘は、昨年夏に「来春、スーパー○○開店」という予告の看板が立ったときから、「春っていつごろになるんだろう。ヘタすると5月くらいまで春って言うからなあ」と案じつつ、今か今かと楽しみにしていました。
3月末のオープンの日、私は外出してしまいましたが、娘と息子はさっそく新スーパーに買い物に行きました。ご近所中の人が押し寄せて、入り口では入場制限がなされたそうです。
列に並ぶのは嫌いな娘なのに、おとなしく待って、お総菜だの半額バーゲンのステーキ肉だの、買い物バスケットふたつ分も買い物をしてきました。団地内のスーパーに比べると、よほど「買い物の楽しさを味わえる」店内だったそうです。
古い団地に、ほとんど変化もなく30年も住み続けて、久しぶりの「変化」であり、新しいものに触れたので、娘も息子も大満足でした。
晩ご飯は買ってきたお総菜を並べて、フィギュアスケート女子ショートをテレビ観戦しながら食べました。
私は開店2日目に行き、ポイントカードなど作ってきました。火曜日日曜日はポイント5倍というので、これからは火曜日あたりでせっせとお買い物。
団地の中の桜、新スーパー前の桜並木も3分咲き5分咲きくらいになり、古い団地に、久しぶりの新話題で、ようやく春めいてきたのでした。
<おわり>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記3月(11)新スーパーと古団地
都区内の団地住まいを続けています。我が住まいのUR団地は、新しい耐震基準が成立する前の建物なので、万が一、直下型大地震が都を襲ったら、建物ごと倒れるんじゃないかと思いながら暮らしています
都下の大団地、高度成長期以来、続々と成立しました。しかし、多摩丘陵団地や高島平団地の住人が高齢化して、地域コミュニティが崩壊しつつあるという報道を聞いてからだいぶたちます。我が団地の住民も、年々高齢化していっているようです。かわりに、子供の数はどんどん減ってきた。娘息子が通っていた小学校も中学校も閉校して、他地区の学校に併合されてしまいました。
そんな古びた団地に、久しぶりに変化がありました。隣接していた倉庫会社の土地が再開発され、大規模マンションが建設されることになったのです。マンションの中には保育園やクリニックが設置され、一般住宅の他、高齢者向けの介護付きマンションも建てられるのだとか。
この春、マンション完成の前に、スーパーがオープンしました。
団地内には、我が家から300mのところにスーパーがあり、団地外にも徒歩5分のところにもうひとつのスーパー。自転車で5分のところには、比較的大きなスーパーもあり、JR最寄り駅の前までいけば、別のスーパーもある、コンビニも各種あり、という買い物には不自由しない環境でした。
それが、今回は団地建物の出口からスーパーのドアまで150mほどのところに新スーパーができたのです。
買い物大好きな娘は、昨年夏に「来春、スーパー○○開店」という予告の看板が立ったときから、「春っていつごろになるんだろう。ヘタすると5月くらいまで春って言うからなあ」と案じつつ、今か今かと楽しみにしていました。
3月末のオープンの日、私は外出してしまいましたが、娘と息子はさっそく新スーパーに買い物に行きました。ご近所中の人が押し寄せて、入り口では入場制限がなされたそうです。
列に並ぶのは嫌いな娘なのに、おとなしく待って、お総菜だの半額バーゲンのステーキ肉だの、買い物バスケットふたつ分も買い物をしてきました。団地内のスーパーに比べると、よほど「買い物の楽しさを味わえる」店内だったそうです。
古い団地に、ほとんど変化もなく30年も住み続けて、久しぶりの「変化」であり、新しいものに触れたので、娘も息子も大満足でした。
晩ご飯は買ってきたお総菜を並べて、フィギュアスケート女子ショートをテレビ観戦しながら食べました。
私は開店2日目に行き、ポイントカードなど作ってきました。火曜日日曜日はポイント5倍というので、これからは火曜日あたりでせっせとお買い物。
団地の中の桜、新スーパー前の桜並木も3分咲き5分咲きくらいになり、古い団地に、久しぶりの新話題で、ようやく春めいてきたのでした。
<おわり>