20170518
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記 黄金週間(7)ファッション展とアート展in横浜美術館
15日月曜日、娘と横浜へ。
「母の日のプレゼントお返しランチ」のおでかけをしました。みなとみらいでランチ、それから。横浜美術館で「ファッションとアート」展を観覧。
予約をいれたラメールプラール。本店はフランスモンサンミッシェルにある、巡礼のためのお休み処だった店がもとになっているのだとか。
モンサンミッシェルの本店には、観光客が押し寄せるほか、有名人が立ち寄るらしく、各国大統領や高松宮ご夫妻、イブサンローラン、クリスチャンディオールなどのファッションデザイナー、ピカソや藤田嗣治などの画家、女優さんたちの写真が飾られているそうで、みなとみらい店にも、その有名人達の写真が貼ってありました。CoCoとサインがある写真はココ・シャネルだとわかったけれど、だれだかわからないのもあったので、店の人に「この方はどなた?」と聞いてみたけれど、店の人も知らないそうで。そうか、写真は単なる飾りでした。日本の店に来たわけじゃないんだからね。私は、店に来た芸人さんなどのサインを壁に貼ってあるような店、あまり好きじゃないのだけれど、ま、みなとみらい店に有名人が来たわけじゃないから、いいか、と、食事。
ふわふわに泡立てたメレンゲを使ったオムレツが一番の有名料理らしいので、私はオムレツとスープを、娘はオムライスセット(煮込み料理の小さなココットと小さなサラダつき)を頼みました。フランス本店のオムレツは、やたらにでかくて値段も高い「観光地名物」的なオムレツらしいけれど、みなとみらい店のは、小さめで味はまあまあ。月曜日の1時過ぎの店内は、予約入れなくても座れるほどの客の入り。
ふわふわオムレツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/76/0f81e475278bc006ffab04419f2edbb2.jpg)
食事が終わり、隣の建物が横浜美術館。私は何度も来ている美術館ですが、娘は、2014年の横浜ビエンナーレに来て以来です。ビエンナーレのときは、横浜中華街でおごるからと言って連れ出したのですが、娘に言わせると、「現代美術はさっぱりわからなかった」そう。
丹下健三設計横浜美術館正面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e8/801966dfd7957f8e199b2a6f2734bb2a.jpg)
今回の展示は「ファッションとアート、麗しき東西交流」です。
私にとって、デザイナー作品のファッションは、「着るもの」じゃなくて、「見て楽しむもの」です。2009年に庭園美術館で「ポワレとフォルチュニィ」展を見たり、文化学園服飾博物館で民族衣装などの展示を見たり。
娘といっしょにいて、母として、娘にとって頼りない母親だなあと感じるのは、私がおしゃれにまったく興味がないものだから、衣服の話で母娘が盛り上がる、というようなことがなかったこと。20代のころ、地味なおばさんぽいデザインの服を着ることが多かった娘に「もっと若い娘らしい華やかな服を着たらいいのに」と、言ったくらいが、ファッションについて話した唯一の話題。今では34歳になりましたから、おばさん服でも年相応になってきました。
娘は、バックルや髪留めなどのアクセサリーの工芸に興味を持ち、熱心に見ていました。「現代アートはさっぱりわからなかったけれど、こういう展覧会なら見ていて面白い」と、楽しんでいたので、いっしょに来た甲斐がありました。
「麗しき東西交流」というのは、ファッションの世界にジャポニズムがどのような影響を与え、また、西欧のファッションを日本がどのように取り入れてきたか、を概観する展示になっているます。ジャポニズムの影響については、陶器についても絵画についても、いろいろな影響があったことは、いままで様々な展覧会で見てきました。ファッションについても、フランス万博ほかで日本の着物が話題になったことなど見聞きしてきました。その東西交流を歴史の流れに沿って展示してあります。
エントランスの展示。輸出用のドレスと飾り棚(横浜家具)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4a/fd5e8438f2a7490f80230b51b545d246.jpg)
撮影OKコーナーの衣服。緑色の服がココシャネル作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/3d/c5bb2123504cb9461ca36bf558aca230.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/10/0efdbfc578b3e4af805b9e451173bec6.jpg)
ベール作イブニングドレス1919年頃 京都服飾研究財団所蔵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/80/149bfc49d615c64b63212d4331e85ea1.jpg)
昭憲皇太后着用大礼服マントー・ド・クール1910年頃(明治末期)共立女子大学博物館蔵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/54/22b490893e30662e995e694614acdccb.jpg)
チケットやポスターのドレスはターナー作1870年頃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e8/0f89ece70d704912860d5bb67c308899.jpg)
ジャポニズムの影響をよく示すとして、展示されていたジュール・ジョゼフ・ルフェーブル 「ジャポネーズ 扇のことば」1882年クライスラー美術館所蔵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/09/93d8d00fabf50302dfa11e4bbc1e93c0.jpg)
ジャポネーゼ美女に負けないジャポネーゼじゃねーぜ美女
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/63/3292aefd78a63c71d8be3b8f91d41d72.jpg)
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記 黄金週間(7)ファッション展とアート展in横浜美術館
15日月曜日、娘と横浜へ。
「母の日のプレゼントお返しランチ」のおでかけをしました。みなとみらいでランチ、それから。横浜美術館で「ファッションとアート」展を観覧。
予約をいれたラメールプラール。本店はフランスモンサンミッシェルにある、巡礼のためのお休み処だった店がもとになっているのだとか。
モンサンミッシェルの本店には、観光客が押し寄せるほか、有名人が立ち寄るらしく、各国大統領や高松宮ご夫妻、イブサンローラン、クリスチャンディオールなどのファッションデザイナー、ピカソや藤田嗣治などの画家、女優さんたちの写真が飾られているそうで、みなとみらい店にも、その有名人達の写真が貼ってありました。CoCoとサインがある写真はココ・シャネルだとわかったけれど、だれだかわからないのもあったので、店の人に「この方はどなた?」と聞いてみたけれど、店の人も知らないそうで。そうか、写真は単なる飾りでした。日本の店に来たわけじゃないんだからね。私は、店に来た芸人さんなどのサインを壁に貼ってあるような店、あまり好きじゃないのだけれど、ま、みなとみらい店に有名人が来たわけじゃないから、いいか、と、食事。
ふわふわに泡立てたメレンゲを使ったオムレツが一番の有名料理らしいので、私はオムレツとスープを、娘はオムライスセット(煮込み料理の小さなココットと小さなサラダつき)を頼みました。フランス本店のオムレツは、やたらにでかくて値段も高い「観光地名物」的なオムレツらしいけれど、みなとみらい店のは、小さめで味はまあまあ。月曜日の1時過ぎの店内は、予約入れなくても座れるほどの客の入り。
ふわふわオムレツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/76/0f81e475278bc006ffab04419f2edbb2.jpg)
食事が終わり、隣の建物が横浜美術館。私は何度も来ている美術館ですが、娘は、2014年の横浜ビエンナーレに来て以来です。ビエンナーレのときは、横浜中華街でおごるからと言って連れ出したのですが、娘に言わせると、「現代美術はさっぱりわからなかった」そう。
丹下健三設計横浜美術館正面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e8/801966dfd7957f8e199b2a6f2734bb2a.jpg)
今回の展示は「ファッションとアート、麗しき東西交流」です。
私にとって、デザイナー作品のファッションは、「着るもの」じゃなくて、「見て楽しむもの」です。2009年に庭園美術館で「ポワレとフォルチュニィ」展を見たり、文化学園服飾博物館で民族衣装などの展示を見たり。
娘といっしょにいて、母として、娘にとって頼りない母親だなあと感じるのは、私がおしゃれにまったく興味がないものだから、衣服の話で母娘が盛り上がる、というようなことがなかったこと。20代のころ、地味なおばさんぽいデザインの服を着ることが多かった娘に「もっと若い娘らしい華やかな服を着たらいいのに」と、言ったくらいが、ファッションについて話した唯一の話題。今では34歳になりましたから、おばさん服でも年相応になってきました。
娘は、バックルや髪留めなどのアクセサリーの工芸に興味を持ち、熱心に見ていました。「現代アートはさっぱりわからなかったけれど、こういう展覧会なら見ていて面白い」と、楽しんでいたので、いっしょに来た甲斐がありました。
「麗しき東西交流」というのは、ファッションの世界にジャポニズムがどのような影響を与え、また、西欧のファッションを日本がどのように取り入れてきたか、を概観する展示になっているます。ジャポニズムの影響については、陶器についても絵画についても、いろいろな影響があったことは、いままで様々な展覧会で見てきました。ファッションについても、フランス万博ほかで日本の着物が話題になったことなど見聞きしてきました。その東西交流を歴史の流れに沿って展示してあります。
エントランスの展示。輸出用のドレスと飾り棚(横浜家具)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4a/fd5e8438f2a7490f80230b51b545d246.jpg)
撮影OKコーナーの衣服。緑色の服がココシャネル作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/3d/c5bb2123504cb9461ca36bf558aca230.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/10/0efdbfc578b3e4af805b9e451173bec6.jpg)
ベール作イブニングドレス1919年頃 京都服飾研究財団所蔵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/80/149bfc49d615c64b63212d4331e85ea1.jpg)
昭憲皇太后着用大礼服マントー・ド・クール1910年頃(明治末期)共立女子大学博物館蔵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/54/22b490893e30662e995e694614acdccb.jpg)
チケットやポスターのドレスはターナー作1870年頃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/e8/0f89ece70d704912860d5bb67c308899.jpg)
ジャポニズムの影響をよく示すとして、展示されていたジュール・ジョゼフ・ルフェーブル 「ジャポネーズ 扇のことば」1882年クライスラー美術館所蔵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/09/93d8d00fabf50302dfa11e4bbc1e93c0.jpg)
ジャポネーゼ美女に負けないジャポネーゼじゃねーぜ美女
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/63/3292aefd78a63c71d8be3b8f91d41d72.jpg)
<つづく>