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ぽかぽか春庭「光琳鶴と遊んだ後は、ライチビールでひとり乾杯」

2017-07-20 00:00:01 | エッセイ、コラム
20170720
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記7月朝日のようにさわやかに(2)光琳鶴と遊んだ後は、ライチビールでひとり乾杯

 7月8日土曜日、ミサイルママとのランチ会おえてから、上野へ行き、東博の常設展を見ました。本館常設展は、定期的に「国宝室」の展示が変わるので、季節ごとにチェックしています。今回は、国宝室では「華厳宗祖師絵伝 元暁絵 巻中」を見ることができました。

 また、夏休み企画「びょうぶとあそぶ、つるとあそぶ」がよかったです。
 東博所蔵の長谷川等伯「松林図屏風」の高精度複製展示と、アメリカのフリーア美術館所蔵尾形光琳「群鶴図屏風」の複製と映像のインスタレーションが展示され、絵の中に入り込んだような気分で屏風絵の世界を体感できる、という試みです。

 「本物」を、静かに厳粛に見ることも大切でしょうが、子どもも大人も、気楽に楽しく絵をながめている空間がほしいと、私もずっと思ってきました。
 屏風の長谷川等伯を、子供たちには、畳の展示コーナーで寝転んで見ています。この東博の企画は、「気軽にアートを楽しもう」という方向をめざしている展示になっていました。

 言うてはなんですが、私を含めて、本物と「高精度複製」を並べておかれたとき、本物はどちらか言い当てるクイズに正解できる人、少ないと思います。私ような素人には、複製でも十分。普段は、複製を展示しておいて、どうしても本物を見て研究したい人などに、特別公開日を設ける、という展示の方法もありと思います。
 
 長谷川等伯『松林図』高精度複製 左隻

 長谷川等伯『松林図』高精度複製 右隻


 映像インスタレーションでは、光琳のつるが羽ばたいて飛来し、えさなどつつき、また飛んで去っていくようすを動画で見ることができます。光琳の原画はフリーア美術館で門外不出になっているので、日本では見ることができません。でも高精度複写の技術で、十分光琳のすばらしい筆の動きを感じることができました。楽しい展示でした。

フーリア美術館(スミソニアン博物館 アートオブフーリア)所蔵の尾形光琳「群鶴図」


 東博と複写機会社のコラボレーション。高精度複製 尾形光琳『群鶴図』左隻


 高精度複製 尾形光琳『群鶴図』右隻


 本館のほか、東洋館も見て、夕暮れ時、東博をでました。
 土曜日の上野公園を通り抜けること少ないですが、なかなかの賑わいでした。


 東博を6時に出て、上野公園を通ると、「台湾フェア」をやっていました。
 その中で台湾地ビールの店というのがあったので、。「ライチビール」というのを飲んでみました。見本とちがい、へんてこりんな緑色の飲み物。アルコール度が低いし、「ライチエッセンスをいれすぎた」と、店の人が言い訳したビール、あまりおいしくはありませんでした。まあ、全部飲んだけれど。

台湾地ビールというふれこみのライチビール


 それから、西洋美術館の夜間開館の常設展を見ました。第1土曜日なので、「常設展はだれでも無料」です。7月8月の金曜日土曜日は夜9時まで開館しています。閉館時間までゆったり静かなルコルビジェ空間ですごしました。

 上野駅駅中の店で娘のリクエストのメルヘンサンドイッチを買って帰りました。
 ダンス練習、ランチとおしゃべり、博物館、ライチビール、美術館。盛り沢山な土曜日でした。

 ミサイルママも私も、心に栄養たっぷりとって、来週も元気に踊れます。

<つづく>
コメント (4)
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