20170812
ぽかぽか春庭今日のいろいろ>再録・夏色に命輝く(1)夏色
夏休みにつき更新お休み、ということも考えましたが、いつもの手抜き更新で,過去ログを再録いたします。
2004年8月にUPした「夏色に命輝く」と題した夏の俳句短歌をネタにした随想を再録します。13年前に書かれたものなど覚えている人もいないと思いますが、2004年は「OCNカフェ」ブログの時代でコメント欄もなく、「足跡欄」の一行コメントのみ。足跡コメントは,すぐに消えてしまう仕組みでしたから、「これ,2004年に読んだ覚えがある」としても、あらためてコメントしていただけたらありがたいです。再録の日付は順不同。
2004年8月の「夏色に命輝く」再録を続けます。
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ポカポカ春庭のいろいろあらーな
2004/07/31 今日の色いろ=夏色に命輝く(1)夏色
記録的な暑さだった7月がおわる。7月中、連日の真夏日。7月20日土用の入りに東京は39.5度の猛暑を記録。また夜になっても30度以下にならない「超熱帯夜」もあった。
天文学上では夏至から秋分の日までを「夏」というが、季語や暦のうえでは、5月の立夏から8月はじめの立秋までが夏。今は、移り変わりの「土用」にあたる。
次の季節への移り変わりの時期が土用なので、春夏秋冬それぞれに土用があるのだが、現代では、特に今の時期を「土用」として特別に意識する。体力的にも、農作業でも、一番たいへんな時期だからだろう。
夏を乗り切る力を得るために、土用丑の日にはうなぎを食べるのが恒例になっている人も多い。私は7月21日丑の日に食べなかったので、8月2日の「二の丑」にでも。
万葉集編者大伴家持が、痩せた年寄りにあてた歌に、「石麻呂爾我物申夏痩爾吉跡云物曾武奈伎取食』(石麻呂に われ物申す 夏痩せに 吉と云うものぞ うなぎとり召せ)」と書き送ったのをみても、昔からうなぎは夏やせに効く栄養食だったのだろう。
8月7日に立秋。暦の上では夏もあと1週間。といっても、秋がくる実感はない。まだまだ暑さが続く。
暑さのなか、さまざまな色が鮮やかに夏らしさを彩る。
色にまつわる言葉の中で、「夏色」は、まだ手持ちに辞書にものっていないし、もちろん私が30年も使っている古い歳時記(1950年初版1973改版の角川)には入っていない。新しい感覚で季語を採用している「東京ヘプバーン」あたりでは、季語になっているのかもしれないが。
Jポップ、歌謡曲の世界では、ゆず「夏色(北川悠仁 作詩)」や、チューリップ「夏色のおもいで(松本隆 作詩)」などがあって、若い人のあいだでは、あるイメージがうかぶことばになっている。
「夏色の思い出」の中では、夏色は「淡い青」が溶けたような瞳の中の海の色。
♪ 君の眼を見ていると/海を思い出すんだ/淡い青が溶けて/何故か悲しくなるんだ、、、、♪
ゆずの「夏色」では、海も空も染める大きな夕焼けの色だったり、線香花火の色だったり。
♪ 大きな五時半の夕やけ/子供の頃と同じように/海も空も雲も僕等でさえも/染めてゆくから、、、、♪
♪ この細い細いうら道を抜けて/誰もいない大きな夜の海見ながら/線香花火に二人で ゆっくりゆっくり火をつける、、、、、♪
「夏色」ときいて思い浮かべる色はどんな色だろうか。海の色、空の色、太陽の色、麦わら帽子の色、熟したトマトの色、ヒマワリ畑の色、線香花火の色、、、、、。それぞれの夏色。
夏色に命輝く思い出の麦わら帽子トマト向日葵(春庭)
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20170801の付け足し
昨日もお暑うござんした。予報は33度。曇り空のうちはまだしも、日が出ている間はほんとうに酷暑に感じます。
私は映画館へと避暑に逃げ込む。途中で一枚羽織ったほど、ギンギンに冷えてる映画館。明日は図書館で避暑。「避暑地の出来事」なにもないのでつまらぬが。
<つづく>
ぽかぽか春庭今日のいろいろ>再録・夏色に命輝く(1)夏色
夏休みにつき更新お休み、ということも考えましたが、いつもの手抜き更新で,過去ログを再録いたします。
2004年8月にUPした「夏色に命輝く」と題した夏の俳句短歌をネタにした随想を再録します。13年前に書かれたものなど覚えている人もいないと思いますが、2004年は「OCNカフェ」ブログの時代でコメント欄もなく、「足跡欄」の一行コメントのみ。足跡コメントは,すぐに消えてしまう仕組みでしたから、「これ,2004年に読んだ覚えがある」としても、あらためてコメントしていただけたらありがたいです。再録の日付は順不同。
2004年8月の「夏色に命輝く」再録を続けます。
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ポカポカ春庭のいろいろあらーな
2004/07/31 今日の色いろ=夏色に命輝く(1)夏色
記録的な暑さだった7月がおわる。7月中、連日の真夏日。7月20日土用の入りに東京は39.5度の猛暑を記録。また夜になっても30度以下にならない「超熱帯夜」もあった。
天文学上では夏至から秋分の日までを「夏」というが、季語や暦のうえでは、5月の立夏から8月はじめの立秋までが夏。今は、移り変わりの「土用」にあたる。
次の季節への移り変わりの時期が土用なので、春夏秋冬それぞれに土用があるのだが、現代では、特に今の時期を「土用」として特別に意識する。体力的にも、農作業でも、一番たいへんな時期だからだろう。
夏を乗り切る力を得るために、土用丑の日にはうなぎを食べるのが恒例になっている人も多い。私は7月21日丑の日に食べなかったので、8月2日の「二の丑」にでも。
万葉集編者大伴家持が、痩せた年寄りにあてた歌に、「石麻呂爾我物申夏痩爾吉跡云物曾武奈伎取食』(石麻呂に われ物申す 夏痩せに 吉と云うものぞ うなぎとり召せ)」と書き送ったのをみても、昔からうなぎは夏やせに効く栄養食だったのだろう。
8月7日に立秋。暦の上では夏もあと1週間。といっても、秋がくる実感はない。まだまだ暑さが続く。
暑さのなか、さまざまな色が鮮やかに夏らしさを彩る。
色にまつわる言葉の中で、「夏色」は、まだ手持ちに辞書にものっていないし、もちろん私が30年も使っている古い歳時記(1950年初版1973改版の角川)には入っていない。新しい感覚で季語を採用している「東京ヘプバーン」あたりでは、季語になっているのかもしれないが。
Jポップ、歌謡曲の世界では、ゆず「夏色(北川悠仁 作詩)」や、チューリップ「夏色のおもいで(松本隆 作詩)」などがあって、若い人のあいだでは、あるイメージがうかぶことばになっている。
「夏色の思い出」の中では、夏色は「淡い青」が溶けたような瞳の中の海の色。
♪ 君の眼を見ていると/海を思い出すんだ/淡い青が溶けて/何故か悲しくなるんだ、、、、♪
ゆずの「夏色」では、海も空も染める大きな夕焼けの色だったり、線香花火の色だったり。
♪ 大きな五時半の夕やけ/子供の頃と同じように/海も空も雲も僕等でさえも/染めてゆくから、、、、♪
♪ この細い細いうら道を抜けて/誰もいない大きな夜の海見ながら/線香花火に二人で ゆっくりゆっくり火をつける、、、、、♪
「夏色」ときいて思い浮かべる色はどんな色だろうか。海の色、空の色、太陽の色、麦わら帽子の色、熟したトマトの色、ヒマワリ畑の色、線香花火の色、、、、、。それぞれの夏色。
夏色に命輝く思い出の麦わら帽子トマト向日葵(春庭)
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20170801の付け足し
昨日もお暑うござんした。予報は33度。曇り空のうちはまだしも、日が出ている間はほんとうに酷暑に感じます。
私は映画館へと避暑に逃げ込む。途中で一枚羽織ったほど、ギンギンに冷えてる映画館。明日は図書館で避暑。「避暑地の出来事」なにもないのでつまらぬが。
<つづく>