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ぽかぽか春庭「幻の国by昴」

2017-09-21 00:00:01 | エッセイ、コラム
20170921
ぽかぽか春庭感激観劇日記>2017年9月の劇場(1)幻の国by昴

 「演劇を楽しむ視覚障害者の会」の活動を続けているアコさんのお誘いで、劇団昴の演劇に親しんでいます。アコさんのガイドヘルプ役としては、役立たずのヘルパーで、各駅停車に乗るべき駅なのに、準急に乗ってしまって、昼ご飯食べる時間がなくなってしまったり、失敗続きですが、今回はちゃんと、池袋大山に到着して、昼ご飯食べる時間もありました。
 アコさんの友人の全盲のあっちゃんと弱視のヒロミさんもごいっしょです。

 大山のピット昴で上演された『幻の国』。
 昴のお芝居、「どん底」も「アルジャノンに花束を」も、いかにも「新劇」らしい作りで、もはや能や歌舞伎と並んで「伝統芸能」と思う演劇です。心配なのは、役者にはどんどん若い人が入ってくるけれど、観客は高齢化が止まらないこと。若い人は新劇を見ない。

 そんな中の新劇上演ですが、今回は脚本家も演出家も外部から迎え入れた公演です。
 「劇団チョコレートケーキ」という若い演劇人の作、演出。あまり期待して見た訳では無かったのに、久しぶりに「演劇を見て心ふるえる」という思いがしました。

 劇団チョコレートケーキは、2000年に駒澤大学卒業記念として卒業時の一回限りで公演を、というつもりで出来た劇団。あさま山荘事件を描いた「起て、飢えたる者よ」以降、古川健の劇作、日澤雄介の演出で、大逆事件やナチスなど社会的な事象をモチーフにした作品を上演。大正天皇を家庭人として描いた「治天の君」で第21回読売演劇大賞選考委員特別賞を得るなど、近年の活躍が続いています。

 この地上に、たった51年だけ存在した幻の国ー東ドイツ、ドイツ民主主義共和国。正しくは50年と361日。(ま、満州国の13年よりは長いけれど、満州国は国際的には国家としては認められていない、いわば日陰の国)。

 東ドイツは曲がりなりにも「東欧圏の一員」として、私たちはオリンピックでもその国の選手達が国旗の前に立つ姿も目にしてきました。しかし、、、、

(つづく 「幻の国」続き後半は次回)

 
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