20170907
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記9月(5)夏風邪こんこんこん
8月18日の夜と19日午前中、ジャズダンス練習に行ったら、ミサイルママが咳をしながら練習している。「休もうかと思ったのだけれど、発表会前だから、練習しておかないと」とミサイルママが言うので、仕事も月-金でやっているのに、がんばっているなあと感心していたんだけれど。20日日曜日の文化センター発表会出演団体会議に出席していると、なんだか咳が出てきた。あらま、うつっちゃった。
ご老体ばかり集まって、実に手際の悪い非効率的な会議なんだけれど、60代が中心の我がサークルは、「若手」のほうなので、ワカゾーらしく遠慮しつつ座っている。
発表に際してご意見は、というので、「去年も、団体によって出演中の写真撮影をお断りします、というアナウンスをしたところがありましたが、写真を撮る場合に、撮影許可の腕章をしてもらったほうが、わかりやすいのでは」と、ご意見申しあげたら、老女老男から、猛反発をくらった。
「お友達や家族や、だれが写真を撮ってくれるのか、好意で撮ってくれる人もいるのに、そんな腕章着けてない人は写真撮っちゃダメ、というのは、いかがなものか」「そういう規制をするのって、どうかと思います」などをはじめ、ブーイング。
カメラサークルというおじいさんが「わたしゃ何十年も写真撮ってきたんだけどね。近頃は子供にカメラ向けたら、親が撮るなって文句言うんだよ。かわいいからって、写真もとれない。いやな世の中になってきたねぇ」とおっしゃる。
ああ、私に孫はいないけれど、あんたが私の孫にいきなりカメラ向けてきたら、私だって「撮らないでください」くらい、言うよ。勝手に撮られて、勝手にインスタグラムUPされて、それがどういう具合に世界中にばらまかれて、どういう利用の仕方されるかわかったもんじゃない。悪い方を考えれば、子供の写真撮られて、それが児童ポルノサイトに悪用されるかどうかも、こちらとしてはわからないのだから、
子供にいきなりカメラ向けたら親が怒るのは当たり前でしょ。住所氏名書いた名刺くらい差し出して、決して外部には出さない、もしも写真展に出したりするのなら、必ず事前に連絡するから、と申し出て、許可を得てからの撮影になるところでしょ。
となりに座っていたTTさんが「もう、言わなくていいよ。インターネットがどういうものかもわからない人たちに、個人情報がどうこう肖像権がどうこう言い出してもわかってもらえないから」と言う。
「それじゃ、勝手に写真を撮られたくないサークルだけ、発表前に、その旨、おことわりのアナウンスいれるだけにしましょう」と、折れて引っ込んだ。
人様の顔を、勝手に写真撮ったりしたらそれは迷惑な行為なのだ、ということを、「いやな世の中になった」と憤るおじいさんにわかってもらえないあきらめの気持ちで会議をおえたが、会議終了でますます咳が出てきた。コンこんコン。会議中の咳にならずによかった。
翌日21日月曜日、飯田橋に仕事の打ち合わせにいくのだからと、飯田橋ギンレイで映画見てから打ち合わせに行く。映画館ではあまり咳が出ないでよかったけれど、見終わって待ち合わせ場所に行くと、咳き込んできた。「ちょっと咳がでてきちゃって」と、謝りながら、打ち合わせ。
火曜日、午後1時からのジャズダンス自主練習を休むことにしました。「今日咳が出ているから病院にいくことにして、ダンスは休みます。水曜日、仕事があるので」
水曜日、午後、新規の仕事準備。
木曜日、ますます咳がひどくなりました。コンこんコン。ゴホごほゴホ。薬を飲むと眠くなるので、薬飲んでは朝寝。お昼に飲んでは昼寝。
金曜日、もう一度医者へ。少し強めの薬にしてもらう。夜、先生のレッスンがあるのだけれど、ジャズダンス休み。土曜日午前中の自主練習も休み。
日曜日、月曜日、寝ている。火曜日、ジャズダンス自主練習休み。水曜日、うだうだすごす。
31日木曜日医者へ。咳が少し弱くなってきました。9月1日金曜日、先生のレッスンに出て、発表会のときの立ち位置確認だけ立ち会う。ちょっと踊ってみると咳き込むので、先生もいつもの「e-Naちゃん、振りが入ってない、ほら、遅れた」という叱責をしてこなかった。遅れるのは、ミサイルママの動きをみて、半白遅れで動くからいつものことだけれど。
9月5日、ようやく咳が弱くなってきたので、夜の特別練習に参加。だいじょうぶか、発表会。先生も、私の様子見て「e-Naちゃん、足、反対側を上げている、ほら、遅れた、あ~あ、首が反対向き」と、あちこちダメだしが忙しかった。
私が踊れないのは、風邪で休んでいる間に、私の立ち位置が変わってしまったせいです。私は後列に並んで、前の人の動きを見ながら踊るから、振り付け覚えたことないのに、4回練習を休んでいたら、ロックソーランの立ち位置が前列に変わっていました。TTさんが、「振り付け覚えられないから後列に変えて」と、要望したので、「じゃ、e-Naちゃんと交代。e-Naちゃんは、ソーランを何度も発表会で踊っているから大丈夫でしょ」と、変わってしまったんです。大丈夫じゃないですぅ。何度も踊っていたって、人の振りを見ながら踊っていたので、前列に出たら振り付けの順番がわかりません。泣き。
ミサイルママが私の咳を気遣って、メキシカンロックに着るTシャツを切ってフリンジにするのを、全部やってくれました。ありがたし。
9月8日、午後1時半から、発表会の会場、文化センター視聴覚室の準備。椅子を並べて終わり。ひとりでストレッチや振り付け確認をする。午後5時から最後のリハーサル。衣装を着けて、照明もつけて。先生の叱責の声ますますアップ。先生も「私、豊田議員みたいだね」と、おっしゃる。秘書を怒鳴りつける口調に似てきた、ということろ。
私、まちがえまくり。ま、本番じゃないし、いいか。
9月9日、土曜日の午前中、新規の仕事準備をして、午後は文化センターへ。COZUさん出演の合唱を聞いてから、裏庭で振付確認。私のステップが合わなかったところ、やっと正しいステップを教えてもらってなおりました。エアプレーンのまわり方が逆回りしていたところもなんとか修正。
20年に1度くらいのしつこい風邪でした。踊り不十分なのは、風邪のせいです。足が上がらないのも、右左逆のほうをむいてしまうのも、エアプレーン回りきれないのも、全部風邪のせい。コンこんコン。
と、泣き言を並べても、10日日曜日、文化センターで発表です。私たちのサークルは、フラダンスサークルの次で、私たちのあとは、日本舞踊のサークル。バーサンたち、年に1度の厚化粧でがんばります。
夏布団咳する媼は背を丸め 春庭
夜もすがら夏の咳にも慣れしころ 春庭
咳き込んでさび付く医院の門を押す 春庭
<つづく>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記9月(5)夏風邪こんこんこん
8月18日の夜と19日午前中、ジャズダンス練習に行ったら、ミサイルママが咳をしながら練習している。「休もうかと思ったのだけれど、発表会前だから、練習しておかないと」とミサイルママが言うので、仕事も月-金でやっているのに、がんばっているなあと感心していたんだけれど。20日日曜日の文化センター発表会出演団体会議に出席していると、なんだか咳が出てきた。あらま、うつっちゃった。
ご老体ばかり集まって、実に手際の悪い非効率的な会議なんだけれど、60代が中心の我がサークルは、「若手」のほうなので、ワカゾーらしく遠慮しつつ座っている。
発表に際してご意見は、というので、「去年も、団体によって出演中の写真撮影をお断りします、というアナウンスをしたところがありましたが、写真を撮る場合に、撮影許可の腕章をしてもらったほうが、わかりやすいのでは」と、ご意見申しあげたら、老女老男から、猛反発をくらった。
「お友達や家族や、だれが写真を撮ってくれるのか、好意で撮ってくれる人もいるのに、そんな腕章着けてない人は写真撮っちゃダメ、というのは、いかがなものか」「そういう規制をするのって、どうかと思います」などをはじめ、ブーイング。
カメラサークルというおじいさんが「わたしゃ何十年も写真撮ってきたんだけどね。近頃は子供にカメラ向けたら、親が撮るなって文句言うんだよ。かわいいからって、写真もとれない。いやな世の中になってきたねぇ」とおっしゃる。
ああ、私に孫はいないけれど、あんたが私の孫にいきなりカメラ向けてきたら、私だって「撮らないでください」くらい、言うよ。勝手に撮られて、勝手にインスタグラムUPされて、それがどういう具合に世界中にばらまかれて、どういう利用の仕方されるかわかったもんじゃない。悪い方を考えれば、子供の写真撮られて、それが児童ポルノサイトに悪用されるかどうかも、こちらとしてはわからないのだから、
子供にいきなりカメラ向けたら親が怒るのは当たり前でしょ。住所氏名書いた名刺くらい差し出して、決して外部には出さない、もしも写真展に出したりするのなら、必ず事前に連絡するから、と申し出て、許可を得てからの撮影になるところでしょ。
となりに座っていたTTさんが「もう、言わなくていいよ。インターネットがどういうものかもわからない人たちに、個人情報がどうこう肖像権がどうこう言い出してもわかってもらえないから」と言う。
「それじゃ、勝手に写真を撮られたくないサークルだけ、発表前に、その旨、おことわりのアナウンスいれるだけにしましょう」と、折れて引っ込んだ。
人様の顔を、勝手に写真撮ったりしたらそれは迷惑な行為なのだ、ということを、「いやな世の中になった」と憤るおじいさんにわかってもらえないあきらめの気持ちで会議をおえたが、会議終了でますます咳が出てきた。コンこんコン。会議中の咳にならずによかった。
翌日21日月曜日、飯田橋に仕事の打ち合わせにいくのだからと、飯田橋ギンレイで映画見てから打ち合わせに行く。映画館ではあまり咳が出ないでよかったけれど、見終わって待ち合わせ場所に行くと、咳き込んできた。「ちょっと咳がでてきちゃって」と、謝りながら、打ち合わせ。
火曜日、午後1時からのジャズダンス自主練習を休むことにしました。「今日咳が出ているから病院にいくことにして、ダンスは休みます。水曜日、仕事があるので」
水曜日、午後、新規の仕事準備。
木曜日、ますます咳がひどくなりました。コンこんコン。ゴホごほゴホ。薬を飲むと眠くなるので、薬飲んでは朝寝。お昼に飲んでは昼寝。
金曜日、もう一度医者へ。少し強めの薬にしてもらう。夜、先生のレッスンがあるのだけれど、ジャズダンス休み。土曜日午前中の自主練習も休み。
日曜日、月曜日、寝ている。火曜日、ジャズダンス自主練習休み。水曜日、うだうだすごす。
31日木曜日医者へ。咳が少し弱くなってきました。9月1日金曜日、先生のレッスンに出て、発表会のときの立ち位置確認だけ立ち会う。ちょっと踊ってみると咳き込むので、先生もいつもの「e-Naちゃん、振りが入ってない、ほら、遅れた」という叱責をしてこなかった。遅れるのは、ミサイルママの動きをみて、半白遅れで動くからいつものことだけれど。
9月5日、ようやく咳が弱くなってきたので、夜の特別練習に参加。だいじょうぶか、発表会。先生も、私の様子見て「e-Naちゃん、足、反対側を上げている、ほら、遅れた、あ~あ、首が反対向き」と、あちこちダメだしが忙しかった。
私が踊れないのは、風邪で休んでいる間に、私の立ち位置が変わってしまったせいです。私は後列に並んで、前の人の動きを見ながら踊るから、振り付け覚えたことないのに、4回練習を休んでいたら、ロックソーランの立ち位置が前列に変わっていました。TTさんが、「振り付け覚えられないから後列に変えて」と、要望したので、「じゃ、e-Naちゃんと交代。e-Naちゃんは、ソーランを何度も発表会で踊っているから大丈夫でしょ」と、変わってしまったんです。大丈夫じゃないですぅ。何度も踊っていたって、人の振りを見ながら踊っていたので、前列に出たら振り付けの順番がわかりません。泣き。
ミサイルママが私の咳を気遣って、メキシカンロックに着るTシャツを切ってフリンジにするのを、全部やってくれました。ありがたし。
9月8日、午後1時半から、発表会の会場、文化センター視聴覚室の準備。椅子を並べて終わり。ひとりでストレッチや振り付け確認をする。午後5時から最後のリハーサル。衣装を着けて、照明もつけて。先生の叱責の声ますますアップ。先生も「私、豊田議員みたいだね」と、おっしゃる。秘書を怒鳴りつける口調に似てきた、ということろ。
私、まちがえまくり。ま、本番じゃないし、いいか。
9月9日、土曜日の午前中、新規の仕事準備をして、午後は文化センターへ。COZUさん出演の合唱を聞いてから、裏庭で振付確認。私のステップが合わなかったところ、やっと正しいステップを教えてもらってなおりました。エアプレーンのまわり方が逆回りしていたところもなんとか修正。
20年に1度くらいのしつこい風邪でした。踊り不十分なのは、風邪のせいです。足が上がらないのも、右左逆のほうをむいてしまうのも、エアプレーン回りきれないのも、全部風邪のせい。コンこんコン。
と、泣き言を並べても、10日日曜日、文化センターで発表です。私たちのサークルは、フラダンスサークルの次で、私たちのあとは、日本舞踊のサークル。バーサンたち、年に1度の厚化粧でがんばります。
夏布団咳する媼は背を丸め 春庭
夜もすがら夏の咳にも慣れしころ 春庭
咳き込んでさび付く医院の門を押す 春庭
<つづく>