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ぽかぽか春庭「工芸展で手作りとんぼ玉」

2017-09-28 00:00:01 | エッセイ、コラム
20170928
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記九月尽(2)工芸展で手作りとんぼ玉

 9月の最後の日曜日、区の工芸展に出かけました。
 区内には、人間国宝に選ばれた鍛金工芸の工芸家もいます。伝統工芸の工房なども数多く、1年1度の工芸展で作品を見せてもらうのを楽しみにしています。

 これまでは、工房の作品を見るだけだったのですが、今年は、会場で行われている「手作り教室」に、手作り大好きな娘を誘いました。
 私は毎月ロビーで行われるオルガンのミニコンサートを聞いてから会場にいきました。私が地下の工芸展示フロアに行くと、娘は、ガラス工芸の工房が実施している「とんぼ玉作り」を終えて、「べっこう細工でアクセサリーを作る」を始めていました。工房がべっこうの作品を作った切れ端のベッコウを利用してペンダントやストラップなどを作るのです。

 娘が選んだ切れ端は、タツノオトシゴに見える形でした。きれいなつやを出すために、娘はべっこう切れ端にせっせと磨きをかけています。
 鎖や紐を通すための穴を工房の人に開けてもらい、「どうしようかなあ」と娘は悩んでいましたが、結局革紐をつけてペンダントにして「母にあげる」と、プレゼントしてくれました。娘はさまざまな手作りの作業が好きなのであって、できあがった作品はほとんどプレゼントしてしまいます。以前はおばあちゃんにあげることが多かったですが、おばあちゃんがいない今、だいたいは、私がもらいます。

 私は、娘がべっこう細工を仕上げる間に、娘も作った「とんぼ玉」に挑戦しました。娘は、何年か前、箱根に遊びにいったとき、ガラス細工に挑戦してガラス皿を仕上げたことがあるのですが、私はガラス細工、生まれて初めてです。

 とんぼ玉工房海津屋のなかのせんせいが指導してくれます。ガスバーナーの火の中にガラス棒を入れて、まごまごして上手にガラス棒をくるくると回せないでいる私に、先生が私の手を取り、ガラス棒回転のてほどきをしてくれました。

 くるくる回しているうちに、ガラス棒の先がしだいに玉になっていきます。ガラスが溶けすぎて下に落ちないように気が気じゃありません。なにせ、不器用な上に初めてのこと、手順が悪くて、模様をつけるところなど、ほとんど先生にやってもらったようなもの。

真剣な顔で制作中


 なんとか丸いガラス製とんぼ玉ができあがりました。あとで、娘が革紐をつけてペンダントにしてくれるというので、まかせました。

 ガラス細工あこがれはあったけれど、なかなか実際にやることはできないでいました。火がこわそうだから、と尻込みしていたのですが、初めて体験できてよかったです。
 赤いガラス玉に白いマーブル模様がついたとんぼ玉。同じ人が作っても、2度と同じ模様はできない、と先生がおっしゃる「世界に一つだけの玉」です。

 青い玉は娘が作った髪留め。赤い玉はHAL制作。ストラップですが、そのうちペンダントになる予定。べっこう切れ端、タツノオトシゴに見えなくもない。


<つづく>
コメント (4)
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