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ぽかぽか春庭「ディズニーオンアイス」

2017-09-19 00:00:01 | エッセイ、コラム
20170919
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記0月(10)ディズニーオンアイス

 17日の日曜日「用のないものは外出を控えてください」と、ニュースのアナウンサーも強調していたけれど、我が家、用があったので、台風接近ニュースの中、出かけてきました。 

 ディズニーのキャラクターたちがフィギュアスケートでショウをする「ディズニーオンアイス」。半年も前に「早割」か何かのサービスチケットを購入してあったので、「電車が止まるなどのことが無い限り公演するだろうから、気合いを入れて出かける」と、家族一致してお出かけしました。出かけるときのニュースは「九州に上陸したあと、台風18号は四国に上陸。四国と中国は暴風域」と報じていました。九州四国の人には申し訳ないけれど、東京に台風がやってくるのは、今夜半になるだろう、夜までは電車も動くだろうと、午後2時開演のショウ、埼玉スーパーアリーナに向かいました。

 私は、1981年だか82年だか、とにかく、ディズニーオンアイスのショウがはじまってすぐくらいに見たことがあります。そのときは、スケート技術もまだまだの時代で、アイスショウとしての完成度もそれほど、という印象がありました。

 2度目といっても36年ぶりくらいですし、ショウアップも進化しているだろうと、楽しみに出かけていきました。初めて見る娘と息子はもちろん、わくわくと楽しみにしていました。ディズニーフリークのふたりは、シーズンごとにディズニーランドかシーに出かけていき、この夏はディズニーシーで海賊のショウを楽しんできたところ。

 しかし、17日は、「台風襲来」です。娘はインターネットを確認しつつ「台風のため電車が止まり、公演は中止」、というお知らせがHPに出ない限り、雨でも行く、と初めてのアイスショウに期待していました。
 さいたま新都心駅からスーパーアリーナまでは、屋根がある通りですが、それでも吹き付ける風雨は強く、屋根の下でも雨が吹き付けました。

 2時開演のショウですが、グッズも買いたいしと1時には会場につき、プログラムやキャラクターのバッグなどを買い込みます。
 周囲は「保育園幼稚園小学生低学年とその親」という連れ立ちが一番多い客層で、女の子達の1割くらいは、ディズニープリンセスのドレスを着込んでいます。一番人気は雪の女王エルサ。アナもいるし、アリババの恋人ジャスミンや人魚姫アリエルもいました。シンデレラや白雪姫、最近は人気低下らしい。

 娘は「私も小学生のとき、ああいうドレス着たかった。でも、あのころはプリンセスドレス売っていなかったし、もし売っていたとして、母は絶対に買ってはくれなかったろうから、売ってなくてよかったのかも」
 そうそう、我が家にとって、ディズニーランド行きは1年1度の大イベントですが、使えるお金も限られていました。子ども達が小さい頃は、お弁当を持って行って、ピクニックエリアでサンドイッチなどを食べ、パスポートと飲み物程度の最小限の消費しかできませんでした。それでも、幼い娘と息子にとっては、普段連れて行かれる公園とは違う、夢の世界だったのです。

 ディズニーオンアイスの座席は、大いに奮発してSS席を買ったのですが、SS席が全体の半分を占めていて、私たちの席は中ほどの場所でした。見づらくはなかったですが、スケーターの顔までは判別できない距離があります。
 来月は、フィギュアスケートのジャパンオープンも見に行く予定で、そちらのほうは顔が識別できるくらいの距離で見たいので、リンクに近い席が望ましいけれど、ディズニーは、衣装で登場人物が判別できるから、ま、この席でもいいや、ということになりました。

座席からショウのリンクを見る


 写真も動画も取り放題、という公演なのに、私は肝心のカメラもビデオも持って行くのを忘れてしまいました。娘がHPを見て「撮影自由ですって」と教えてくれたので、そりゃ、ちゃんと充電しておかないと、途中で電池切れになったらたいへん、と思って充電器につないで、そのままにして、カバンの中に入れませんでした。いつもこういうドジばかり。
 娘と息子の携帯写真だと、ズームが効かず、あまりきれいに撮れていないのが残念です。

オープニング、ミッキーやグーフィーがすべりました。


プリンスプリンセスのペアのすべりも、この程度にしか撮影できず


ほんとは、こういう具合に撮りたかった。HPからの借り物。娘は、フィギュアのペアスケートで、この「デス・スパイラル」で氷の上をすれすれにグルングルンぶん回すのが大好きです。


一番の見所は、やはり「アナと雪野女王」です。雪が降るシーンはきれいでした。


アナとエルサ(借り物)


木蘭にはドラゴンも登場


エンディングは全員勢揃いでにぎやかに。

 娘と息子は初めて見たアイスショウ、大満足でした。ちびっこたちに負けずに並んで。グッズを買っていました。

 娘が「ああ、楽しかった」と言ってくれると、貧乏でせつない子供時代をすごした娘に、少しは子供時代のやりなおしをさせてやれたかという気になります。
 子ども達の幼い頃、休日には貧乏で近所の公園や荒川土手などお金のかからない場所に行くしかなかった。けれど、それはそれで楽しい時間を過ごしたのですから、子ども達は気にしていないのですが、私としては、娘に負担をかけてつらい思いをいろいろとさせてしまったことが心のしこりになっているのです。
 
 ときにはデス・スパイラルかと思うような厳しい生活ではありますが、どうにか、アイスショウのチケットを買えるのも、元気で働けるおかげ。
 この先もパラサイトシングルを右手にひとり左手にひとり抱えて、とぼとぼよぼよぼと歩いて行きます。
 
 ゲートで


<おわり>
コメント (2)
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