20171216
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記音楽の楽しみ(6)アンダンテカンタービレ室内楽アンサンブル in滝野川会館ホール
12月10日、お昼に北とぴあで古楽アンサンブル演奏を12時半から1時半まで聞いたあと、一番前に並んで聞いていたミサイルママと地域バスで滝野川会館へ。2時半からは、北区区民オーケストラメンバーによる室内楽コンサートがあるというので、無料コンサートのはしごです。
北区民オーケストラ、前に聞いたことはあったけれど、室内楽としてはこれまで聞いたことがなかったので、どれくらいの力量かわかりません。いずれにせよ、素人が趣味で続けているオーケストラなので、無料じゃなければ出かけていかないかも。
第1部は、金管と木管のアンサンブル。子供向けの部です。
金管五重奏(ホルン、トランペット2、トロンボーン、チューバ)は、ゲーム音楽のドラゴンクエスト序曲に始まり、アンパンマン、トトロなど楽しい曲が続きました。金管の音はプロに比べれれば劣りますが、子ども達も大喜びだったので、よかったと思います。手拍子してもよし、歌っても良しという気軽な雰囲気を味わって、音楽って楽しいなという気持ちの子供に育ってほしい。
木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット~は、クリスマスソングメドレー。鈴などの打楽器を加えた「そりすべり」が楽しかったです。楽器紹介の説明で、ホルンを紹介したら、「え~またホルン?」という正直な声が子供の間から出たのには、司会者も苦笑。さきほどの金管の紹介のときにホルンがいたのをよく覚えていたんだね。そりゃ、ホルンは金管なの、木管なの、という疑問が出てくるのは当然です。
弦楽合奏。チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」メンケン「美女と野獣」など。第1部はここまで。休憩を入れて、未就学児は退場。
第2部は弦楽合奏で、チャイコフスキー「アンダンテカンタービレ」。これはなじみのメロディなので楽しく聞けたのだけれど、次のホルスト「セントポール組曲」やダンツィ「木管五重奏曲」など聞き覚えのない曲は、私もミサイルママもところどころ眠くなりながら聞いていました。そして「よい音波で脳波が平穏になり、居眠りするのは心の解放によいこと」と言い合いました。今月、ずっと心にひっかかって、晴れ晴れしない案件があったのです。
ミサイルママといっしょに出かけたのは、ダンスサークルの今後の方針について話し合うためでもありました。今6名のメンバーのひとりが「年内限りでサークルをやめたい」と言い出して、サークルの存続が危うくなっていたのです。
8日の練習のあと、Cozさんが指導の先生に「12月いっぱいでやめます」と挨拶したことがわかりました。これは毎年年末になると言い出す恒例行事のような「やめたい病」ではなく、本気でサークル脱退したいのだ、とミサイルママとがっかりしていたところでした。
脱退したい理由は。これまで12年間、発表会に休まず参加してきたのだけれど、今までは発表のあと、録画DVDを買いもせず、自分の踊る姿を見直したことがなかった。でも、今年2017年のビデオは、e-Na息子が撮影編集してビデオを配ったので、はじめて、自分のダンス姿を見たところ、あまりに踊れていないので、がっくりきてやめたくなった、ということらしい。これまでは、ビデオを見ていないから、自分の姿を客観的に把握したことが無かったというのです。
でも、ビデオ見てがっくりくるのは私も同じ。ただ、私は毎年毎回「なんて下手なんだ、なんてオデブなんだ」と繰り返して見てきたからショックはない。Cozさんが、12年間ビデオを見ないできて、今年見てショックを受けたというのも、ずいぶんとのんきな話だと思います。
自分のイメージの中だけで自分はちゃんと踊れていると思ってきて、実際の姿を見たらぜんぜん踊れていないことがわかった、というのはショックでしょうけれど、現実は現実。
もう、踊ることが楽しくないし、今練習しているスペインのセビジャーナスも、振り付けを覚えなくていいのだと思うと、ほっとする、とCozさんは言います。私など、最初から振り付けを覚える気がなく、ミサイルママの後ろに立って、マネして踊るだけという感覚なので、振り付け暗記がそんな負担になったこともなし。
私やミサイルママにとって、踊り続けることがアイデンティティのひとつなのです。でも、Cozさんはダンスで身体を動かすにも、ボクササイズやヨガ、エアロビとダンスと同じだと言います。私は、エアロビやヨガは身体のためにはいいのだろうけれど、全然楽しくない。振り付けを覚えられないとしても、ジャズダンスのほうが断然楽しい。
踊ることが楽しくなくなったというのなら、無理して引き留めてもしかたないね、と、ミサイルママと結論しました。
メンバー5人に減ったら、来年度からは会費を値上げしてなんとかサークルを維持し、いずれ高齢化でメンバーも一人抜け二人抜けしていくだろうけれど、ダメになるところまでがんばろうと、ミサイルママと確認。
アンダンテカンタービレ(歩く速度で、歌うように)、で、ぼちぼちと歌いながら歩いて行きます。
<おわり>
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記音楽の楽しみ(6)アンダンテカンタービレ室内楽アンサンブル in滝野川会館ホール
12月10日、お昼に北とぴあで古楽アンサンブル演奏を12時半から1時半まで聞いたあと、一番前に並んで聞いていたミサイルママと地域バスで滝野川会館へ。2時半からは、北区区民オーケストラメンバーによる室内楽コンサートがあるというので、無料コンサートのはしごです。
北区民オーケストラ、前に聞いたことはあったけれど、室内楽としてはこれまで聞いたことがなかったので、どれくらいの力量かわかりません。いずれにせよ、素人が趣味で続けているオーケストラなので、無料じゃなければ出かけていかないかも。
第1部は、金管と木管のアンサンブル。子供向けの部です。
金管五重奏(ホルン、トランペット2、トロンボーン、チューバ)は、ゲーム音楽のドラゴンクエスト序曲に始まり、アンパンマン、トトロなど楽しい曲が続きました。金管の音はプロに比べれれば劣りますが、子ども達も大喜びだったので、よかったと思います。手拍子してもよし、歌っても良しという気軽な雰囲気を味わって、音楽って楽しいなという気持ちの子供に育ってほしい。
木管五重奏(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット~は、クリスマスソングメドレー。鈴などの打楽器を加えた「そりすべり」が楽しかったです。楽器紹介の説明で、ホルンを紹介したら、「え~またホルン?」という正直な声が子供の間から出たのには、司会者も苦笑。さきほどの金管の紹介のときにホルンがいたのをよく覚えていたんだね。そりゃ、ホルンは金管なの、木管なの、という疑問が出てくるのは当然です。
弦楽合奏。チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」メンケン「美女と野獣」など。第1部はここまで。休憩を入れて、未就学児は退場。
第2部は弦楽合奏で、チャイコフスキー「アンダンテカンタービレ」。これはなじみのメロディなので楽しく聞けたのだけれど、次のホルスト「セントポール組曲」やダンツィ「木管五重奏曲」など聞き覚えのない曲は、私もミサイルママもところどころ眠くなりながら聞いていました。そして「よい音波で脳波が平穏になり、居眠りするのは心の解放によいこと」と言い合いました。今月、ずっと心にひっかかって、晴れ晴れしない案件があったのです。
ミサイルママといっしょに出かけたのは、ダンスサークルの今後の方針について話し合うためでもありました。今6名のメンバーのひとりが「年内限りでサークルをやめたい」と言い出して、サークルの存続が危うくなっていたのです。
8日の練習のあと、Cozさんが指導の先生に「12月いっぱいでやめます」と挨拶したことがわかりました。これは毎年年末になると言い出す恒例行事のような「やめたい病」ではなく、本気でサークル脱退したいのだ、とミサイルママとがっかりしていたところでした。
脱退したい理由は。これまで12年間、発表会に休まず参加してきたのだけれど、今までは発表のあと、録画DVDを買いもせず、自分の踊る姿を見直したことがなかった。でも、今年2017年のビデオは、e-Na息子が撮影編集してビデオを配ったので、はじめて、自分のダンス姿を見たところ、あまりに踊れていないので、がっくりきてやめたくなった、ということらしい。これまでは、ビデオを見ていないから、自分の姿を客観的に把握したことが無かったというのです。
でも、ビデオ見てがっくりくるのは私も同じ。ただ、私は毎年毎回「なんて下手なんだ、なんてオデブなんだ」と繰り返して見てきたからショックはない。Cozさんが、12年間ビデオを見ないできて、今年見てショックを受けたというのも、ずいぶんとのんきな話だと思います。
自分のイメージの中だけで自分はちゃんと踊れていると思ってきて、実際の姿を見たらぜんぜん踊れていないことがわかった、というのはショックでしょうけれど、現実は現実。
もう、踊ることが楽しくないし、今練習しているスペインのセビジャーナスも、振り付けを覚えなくていいのだと思うと、ほっとする、とCozさんは言います。私など、最初から振り付けを覚える気がなく、ミサイルママの後ろに立って、マネして踊るだけという感覚なので、振り付け暗記がそんな負担になったこともなし。
私やミサイルママにとって、踊り続けることがアイデンティティのひとつなのです。でも、Cozさんはダンスで身体を動かすにも、ボクササイズやヨガ、エアロビとダンスと同じだと言います。私は、エアロビやヨガは身体のためにはいいのだろうけれど、全然楽しくない。振り付けを覚えられないとしても、ジャズダンスのほうが断然楽しい。
踊ることが楽しくなくなったというのなら、無理して引き留めてもしかたないね、と、ミサイルママと結論しました。
メンバー5人に減ったら、来年度からは会費を値上げしてなんとかサークルを維持し、いずれ高齢化でメンバーも一人抜け二人抜けしていくだろうけれど、ダメになるところまでがんばろうと、ミサイルママと確認。
アンダンテカンタービレ(歩く速度で、歌うように)、で、ぼちぼちと歌いながら歩いて行きます。
<おわり>