20200716
ぽかぽか春庭アート散歩>2020緑陰アート巡り(4)ルネ・ラリック展 in そごう美術館
硝子好きな娘、吹きガラスの皿やとんぼ玉などを制作して楽しんできました。
見るのも大好き。箱根のガラスの森美術館も見たし、伊豆高原のティファニーのステンドグラス美術館も見ました。
今回は、ルネ・ラリック展。
実は2020年2月1日から庭園美術館で北澤美術館展があり、220点ものルネ・ラリック作品の展示があったのです。しかし、私の頭の中に北澤美術館とルネ・ラリックが結びついていなかったために、気づいた時にはコロナ閉館。見逃しました。
見逃したとなるといっそう見たくなるのが、「釣りそこなった魚は大きい」というもの。幸い、そごう美術館でもルネラリック展をやっていて、こちらはコロナ休館ののち、会期が延長になっていました。
アール・デコのガラス作品などの代表作を含めて約210点を展示しています。庭園美術館のルネ・ラリック展も見たかったですが、釣りそこなった魚のしっぽだけでも。
6月27日土曜日、娘といっしょに横浜へ。そごう美術館は、横浜そごうデパートの中です。
ラリック・エレガンス
宝飾とガラスのモダニティ―ユニマットコレクション 2020.06.10 - 07.08

立像《シュザンヌ》 1925年

ルネ・ラリック(1860-1945)は、フランスに生まれ、パリの装飾美術学校で宝飾工芸を学びました。その後、バンドーム広場にアトリエを構えてカルティエなどのブランドに卸し、また女優サラ・ベルナールら有力な顧客を得てアール・ヌーヴォーの代表的な宝飾デザイナーとして活躍、1900年のパリ万国博覧会で大きく注目を集めました。
20世紀に入るとコティ社の香水瓶などの製造を足がかりにガラス工芸家としての道を歩み始めました。1925年のパリ万博でラリックに注目したひとりが、朝香宮允子妃です。庭園美術館の中にラリックの工芸品を見ることができます。
ルネ・ラリック生誕160年を記念する今回の展示は、ユニマット社のコレクション。
ラリックのアール・ヌーヴォー期の貴重なジュエリー作品をはじめ、アール・デコのガラス作品などの佳品が並んでいます。
蓋物《シレーヌ》 1921

ランプ 蝶 1919

テーブルセンターピース「鳥の巣」

テーブルセンターピース「火の鳥」

香水瓶「カシス」1920

花瓶「オラン」1927

電気置き時計「ふたりの人物」

ラリック展入り口で

残念なのは、会場内に休憩の椅子がひとつも置いてなかったこと。2時間の観覧中ずっと立ちっぱなしだったので、会場に椅子があった西洋美術館や近代美術館に比べてすっかり疲れてしまいました。コロナ対策のためとは思いますが、高齢者にはやはり足を休める椅子が欲しかった。私は絵はがき、娘は図録や記念グッズを買いました。
2時半から4時半まで、そごう10階にある「IL Pinola Sky terrace」のベイブリッジを望む眺めの良い席で、ランチコースを食べてゆっくり休みました。
前菜、フォッカチャ、カボチャポタージュ、仔牛赤ワイン煮スパゲッティ、コーヒーとデザートのコース。
広々と広がるを港の景色を見ながら、娘とラリック作品の感想をしゃべりながら食べ、いっそうおいしかったです。
前菜は、ルネ・ラリックをイメージしたコラボメニューということで、スペシャルメニューを追加注文。見た目きれいで、おいしかった。

<つづく>
ぽかぽか春庭アート散歩>2020緑陰アート巡り(4)ルネ・ラリック展 in そごう美術館
硝子好きな娘、吹きガラスの皿やとんぼ玉などを制作して楽しんできました。
見るのも大好き。箱根のガラスの森美術館も見たし、伊豆高原のティファニーのステンドグラス美術館も見ました。
今回は、ルネ・ラリック展。
実は2020年2月1日から庭園美術館で北澤美術館展があり、220点ものルネ・ラリック作品の展示があったのです。しかし、私の頭の中に北澤美術館とルネ・ラリックが結びついていなかったために、気づいた時にはコロナ閉館。見逃しました。
見逃したとなるといっそう見たくなるのが、「釣りそこなった魚は大きい」というもの。幸い、そごう美術館でもルネラリック展をやっていて、こちらはコロナ休館ののち、会期が延長になっていました。
アール・デコのガラス作品などの代表作を含めて約210点を展示しています。庭園美術館のルネ・ラリック展も見たかったですが、釣りそこなった魚のしっぽだけでも。
6月27日土曜日、娘といっしょに横浜へ。そごう美術館は、横浜そごうデパートの中です。
ラリック・エレガンス
宝飾とガラスのモダニティ―ユニマットコレクション 2020.06.10 - 07.08

立像《シュザンヌ》 1925年

ルネ・ラリック(1860-1945)は、フランスに生まれ、パリの装飾美術学校で宝飾工芸を学びました。その後、バンドーム広場にアトリエを構えてカルティエなどのブランドに卸し、また女優サラ・ベルナールら有力な顧客を得てアール・ヌーヴォーの代表的な宝飾デザイナーとして活躍、1900年のパリ万国博覧会で大きく注目を集めました。
20世紀に入るとコティ社の香水瓶などの製造を足がかりにガラス工芸家としての道を歩み始めました。1925年のパリ万博でラリックに注目したひとりが、朝香宮允子妃です。庭園美術館の中にラリックの工芸品を見ることができます。
ルネ・ラリック生誕160年を記念する今回の展示は、ユニマット社のコレクション。
ラリックのアール・ヌーヴォー期の貴重なジュエリー作品をはじめ、アール・デコのガラス作品などの佳品が並んでいます。
蓋物《シレーヌ》 1921

ランプ 蝶 1919

テーブルセンターピース「鳥の巣」

テーブルセンターピース「火の鳥」

香水瓶「カシス」1920

花瓶「オラン」1927

電気置き時計「ふたりの人物」

ラリック展入り口で

残念なのは、会場内に休憩の椅子がひとつも置いてなかったこと。2時間の観覧中ずっと立ちっぱなしだったので、会場に椅子があった西洋美術館や近代美術館に比べてすっかり疲れてしまいました。コロナ対策のためとは思いますが、高齢者にはやはり足を休める椅子が欲しかった。私は絵はがき、娘は図録や記念グッズを買いました。
2時半から4時半まで、そごう10階にある「IL Pinola Sky terrace」のベイブリッジを望む眺めの良い席で、ランチコースを食べてゆっくり休みました。
前菜、フォッカチャ、カボチャポタージュ、仔牛赤ワイン煮スパゲッティ、コーヒーとデザートのコース。
広々と広がるを港の景色を見ながら、娘とラリック作品の感想をしゃべりながら食べ、いっそうおいしかったです。
前菜は、ルネ・ラリックをイメージしたコラボメニューということで、スペシャルメニューを追加注文。見た目きれいで、おいしかった。

<つづく>