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ぽかぽか春庭「いにしえの宿佳雲と島根県立中央病院」

2020-10-20 00:00:01 | エッセイ、コラム
20201020
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2020二十重日記山陰山陽の旅(4)いにしえの宿佳雲&島根県立中央病院

 出雲の宿泊は、出雲古代歴史博物館に一番近い「いにしえの宿佳雲」。出雲特別参拝の集合場所が博物館だからです。
 ホテルは、島根ワイナリーからバス停ふたつ先でした。2012年開業とのことで新しい宿ですが、落ち着いた雰囲気の和風ホテルでした。

 いにしえの宿桂雲の入り口。


 部屋はツインで申し込んだのですが、ベッド3つのトリプルが用意されていました。セミスイートくらい広い。窓からの眺めもよく、ゆったり休憩できました。

 トリプルルーム


 へやからの眺めもよく、部屋風呂はヒノキ風呂。といっても、私はヒノキぶろには入りませんでした。
 夕暮れていく宿の窓外


 晩御飯は、和食コース。

 この秋初めてのマツタケ土瓶蒸し。というか、松茸食べるの久しぶり。


 朝ごはんの和食もとてもおいしかったです。


 山陰山陽の旅、2日目にしなければならなかった重大なこと。病院受診。
 実はけがを押しての出立だったのです。
 18日金曜日、仕事を終えて大急ぎで帰宅し、大急ぎでシャワーを浴びました。これまではそんな目にあったことはなかったのですが、急ぎすぎたためでしょう、浴室から脱衣室へのドアを出るとき、濡れた足がすべり、尻餅。肉布団が厚いお尻は何ともありませんでしたが、脱衣室に敷いてあったマットのヘリが足の親指と人差し指の間をしたたかに打ちました。

 娘は「サンライズ出雲はあきらめて、病院へ行こう。明日飛行機で出雲まで行っても大丈夫だから」と言います。でも私は2008年に親指を骨折した時より痛くない気がして、夜行電車に乗ってみたい気が勝りました。「東京駅に救護所があるから、そこでチェックしてもらい、骨折ならあきらめる」と言って、とりあえず東京駅へ。8時前に到着。救護所がどこにあるのか、駅員を探して尋ねると、「救護所は8時までです。もう閉鎖しました」「え、今8時1分ですけど」「8時で終了です」という不運。
 歩き回りたくなかったので、目の前にあった駅構内のパンや浅野屋で軽食をとり、パンを買うともうサンライズの乗車時間です。足は痛みましたが、足をかばいながら歩けるので出雲へ行ってしまったのでした。

 19日土曜日、宿から300m先の出雲古代博物館まで足を引きずりながら歩いたら20分かかりました。足の痛みが強くなる。こりゃダメだと思い、出雲古代歴史博物館で貸し出していた車いすを借りての出雲参拝となりました。

 病院治療の前日、出雲大社参拝はこんな姿でした。


 20日日曜日、島根県立中央病院が救急指定でやっていると宿で聞き、受診。出雲駅から大社行のバス路線の途中にある病院なので、しまねワイナリーへ行くとき見かけた病院です。骨折なら大社参拝というメインを終えたので、私だけ旅を中止して帰宅するという約束。

 幸いなことに当直医師に整形外科の先生がいました。
 レントゲンを見て「う~ん、細かいところはもう一度写真を見て確認するけれど、これは足の指の脱臼です。脱臼を整復する術を行いますが、その際、痛いです。耐えきれないなら麻酔をしての施術になりますが、どうしますか」「えっと、痛いのは苦手なので麻酔があるならしたほうが、、、、」と言っているうちに、医師は足指をつかんで施術。「ひぇ~!」と悲鳴を上げたら「はい、終了。脱臼は整復できました。関節の周りの組織が壊れているので今は内出血して紫色になっているけれど、これは治ります」
 これまで「くの字」に曲がっていた足の人差し指がまっすぐになっていました。骨折ではなく、脱臼だったので、うそのように「くの字」が治ったのです。

 紹介状無しの救急医療だったこと、レントゲン撮影料などもろもろで3割保険料負担でも12000円の支払いでしたが、全国で健康保険が使えること、ありがたし。なんにせよ骨折ではなく、脱臼も治療済み、かかとだけを床につけて足に負担をかけないように歩けと医師に言われたのですが、旅行を続けることにしました。 

 病院のバス停前にタクシーが来たので、乗り込む。車いすのため私が見ることができなかった正門前を通過して旧大社駅へ。


<つづく>
コメント (2)
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