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ぽかぽか春庭「近代絵画 in 八王子夢美術館」

2021-02-07 00:00:01 | エッセイ、コラム


20210207
ぽかぽか春庭アート散歩>ア2020アート散歩回顧(16)近代絵画 in 八王子夢美術館

 2020年12月27日、八王子駅からバスに乗り、八王子市夢美術館へ。「近代西洋絵画名品展」を観覧するためです。
 1度来たことがあるのですが、十数年前のことなので、バスを降りた後、右へ行くのか左へ行くのかわからなくなっていました。そんなとき便利なのがスマホの位置情報、自分がどこにいるのか地図に出してくれる。

 で、地図を見ながら歩き、通り過ぎてしまいました。2015年に八王子夢美術館はビュータワー八王子ビルの2階に移っており、見逃したのです。ともあれ、元に戻ってたどりつく。娘といっしょでなく自分一人だと、いつもこんな具合でしたが、この2ヶ月間は娘がいっしょだったので、娘のあとを着いて歩けばよかった。一人だとたちまち迷う。

 展覧会の情報を全く知らずに来ました。八王子市夢美術館の所蔵品展ではなく、笠間日動美術館の所蔵品展でした。

 美術館の口上
 19世紀後半にフランスで印象派が生まれ、近代絵画は大きな変革期を迎えました。印象派という名称、移ろう光と影を追い求めたクロード・モネの作品に由来します。当初は否定的に名付けられたものでしたが、今日、その名は美術史上の輝かしい名称として私たちに受け入れられています。更に20世紀に入るとアンリ・マティスに代表されるフォーヴィスム(野獣派)など、次々に新しい表現が現れ、フランスはヨーロッパ芸術の中心として確固たる地位を築くことになりました。
 1914年に勃発した第一次世界大戦によってヨーロッパ各地は戦禍に見舞われますが、戦後の復興とともに、芸術の都パリには世界中から多くの芸術家が集まり、エコール・ド・パリと呼ばれる時代が訪れました。モーリス・ユトリロ、マルク・シャガール、そして藤田嗣治。この時代には多くの日本人画家もパリに学び、日本の近代絵画にも大きな影響を与えています。
 本展覧会では茨城県笠間の笠間日動美術館西洋絵画コレクションより、近代西洋絵画の魅力を紹介いたします。


 日動画廊は1928年に創業された日本の「画商」の草分け的存在です。創業者長谷川仁(1897- 1976)は、絵を売り買いすることをビジネスとして成功させたほか、新しい画家を見いだすことなど日本のアートシーンに大きな存在でした。
 長谷川仁は、1965年に財を投じて茨城県笠間市に日動美術館を設立します。今回の八王子夢美術館の展覧会は日動美術館所蔵の近代絵画でした。



 展示室


 藤田嗣治
 
 
マルク・シャガール「花束とカップル」1969


笠間市にある日動画廊美術館にも、行ってみたいと思う充実した展示でした。

<つづく>
コメント
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