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ぽかぽか春庭「鳥獣戯画甲乙丙丁全部だしその2乙丙丁巻」

2021-05-29 00:00:01 | エッセイ、コラム
20210520
ぽかぽか春庭アート散歩>2021アート散歩春(14)「鳥獣戯画甲乙丙丁全部出しその2乙丙丁巻」
 
 東京国立博物館の「鳥獣戯画展」
 物知らずの春庭は、甲巻のみ図版や東博の展示で見てきて、乙丙丁巻があることすら知りませんでした。初めて乙巻丙巻丁巻を見ました。本来の絵巻から切り離されていた断簡、模写なども展示され、とても充実していました。
 
 乙巻は、さながら動物図鑑。当時日本には存在していなかった虎や象、想像上の動物である龍や麒麟が描かれています。
 
 リアルな馬と牛
 
 
 日本にはいなかった虎や山羊。
 羊が明治になってからの輸入とは知っていましたが、平安鎌倉の時代には山羊もいなかったなんて知りませんでした。
 
 
想像上の龍や麒麟
 
 丙巻には、首に描けひもひもを引き合うゲームや腰の紐を引き合う様子、にらめっこなど、人々の娯楽が描かれています。
 
 丁巻は、一番漫画チックな絵がつづきます。
 騎射のようすを描いた部分
 
 今まで甲巻しか目にしてこなかったのが、こうして一度に甲乙丙丁の巻全部と断簡まで含めて全体像を見る機会があり、ほんとうに眼福がんぷくと日本の宝のすばらしさを堪能できました。
 
 再びの緊急事態発出のため、都内の美術館博物館が軒並み臨時休館となってしまったため、目にできる人が少なくなってしまったかもしれません。博物館は次回次々回の展示まで決まっているので、会期を延期するのはむずかしいでしょうが、できるだけ多くの人に見てほしい展示でした。
 
<つづく>
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