20211014
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2021二十一世紀日記秋(3)左手生活
9月24日,学生とドッヂボールしてボールを避けようと後退。しりもちをついた体をかばうおうと右手をついたため、右手首骨折。という顛末は、自分への戒めとして書いておきました。ギプス固定で骨がくっつくのを待ち全治1か月。あと1週間のギプス生活です。
右手使えないだけで、生活のすべてに意欲減退です。
ギプスの右手にビニール袋かぶせてお茶碗洗ってみたけれど、なんだかきれいにならない気がして娘にまかせることに。
片手でシャンプーしてももどかしい。
1週間たって、「おふろに入るとき、ギプスをはずして湯船に入り、もういちど包帯を巻きなおせばいい」と整形外科の老先生。骨折した直後は内出血があるから冷やしたほうがいいのだけれど、内出血がおさまったあとは温めたほうが骨にいいのだそうです。そんなことも知らなかった手首骨折初心者。
まあ「骨折のベテランになってドースル」ですが、人生初の手の骨折、いろいろ初体験です。
家の玄関から歩くこと112歩で整形外科の入口です。
じーさんもいるけれど、圧倒的に待合室はバーさんばっかり。オマエもナー。
これまで、1)背中をまるくせず、背筋ピンと伸ばして杖なしで歩ける。2)顔のしわが目立たない(つもり)。3)歯が全部自前。4)大声で9じから12じ30まで教室通す声の張り。5)なんでも食べられる。
なんぞをもって「自分は実年齢より若いつもり」で暮らしてきたのですが。つもりだけであったこと、身にしみました。72歳は72歳の高齢者。
娘に言わせれば。1)飲み物食べ物でしばしばむせる。そのうち餅をのどに詰まらせるから、一人でいるときは餅禁止、2)ときどき躓くから、階段は手すりを必ず握ること。手すりにコロナ菌がついていて感染するリスクより、つまずいて階段転げ落ちるリスクのほうが高い。3)食べるの早すぎ。ゆっくりよく噛んで飲み込むこと。などなどを申し渡されてきたのですが、どうも老人の自覚が足りず、今回の仕儀に至りました。
よくよく反省し、年相応のふるまいを身につけたい。
と、心掛けていきますが、さてさて、これから続く高齢者生活どうなりますか。
それにしても、72歳が片手ギプスで腕を黒いアームホルダーでつって優先席前に立っていても、いまどきの若いもんは。スマホのゲームから目を離さなかったり、年寄りが前にたつと寝たふりして目をつぶり、見て見ぬふり。それでも、1か月i間で2度ほど席をゆずってもらいました。ありがたし。
手をおおっていると、背中のリュックも2kgも詰め込まれた肩下げかばんも、とても重く感じて、90分の電車がつらくなる。+15分のバスはだいたい座れるんですが。新宿から50分たちっぱなしのこともありました。
愚痴が続くのはいつもの春庭日記ですが、ギプスとれるまでは「泣きごと日記」です。いつも2000字書くのに10分でキーボード―打ち終わるのに、左手で3倍以上かかる。泣く。(電車の中で書く内容のあらましを頭のうちにまとめておけば、高速タッチでタイピングできるのが通常ですが、片手ではできぬもどかしさ)
ご同輩からは「若い学生といっしょにドッヂボールなんぞするからだ」とご批判あろうし、若い人からは「高齢者って、自分が年寄りだってことに自覚が足りないんだよね、かわいそ」と、同情もありましょうが、「同情するなら金をくれ」
はい、いうことがいちいち古い。
年取ればとるほど、まだちょっとは若かった時代に思いがはせる。
30年前1992年に踊った「ウォント・ビー・ロング」と、4年前2017年に踊った「ソーラン」の姿などつらつらと眺め、もう踊ることもないなあと涙しております。写真は、1992年のアルバムを2012年にカメラでとり、2012年と2019年に再掲載したもの。たいていの写真はおなかのぼてぼてぶりが写ってしまうので、気に入っているダンス姿は少数なので、何度でも眺める。
ぽかぽか春庭「ちえのわ録画再生日記1992年10月18日身体論」 - 春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典 (goo.ne.jp)
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/9654f6d48d1dc89b9fca37c32bc8cd0a
1992ウォントビーロングと2017年ソーラン


若かったなあ。涙。
<つづく>