20211014
ぽかぽか春庭アート散歩>2021アート散歩夏(4)グローバル化時代の現代美術―“セタビ”のコレクションで楽しむ世界旅行 in 世田谷美術館
世田谷美術館。世田谷公園の雰囲気も、美術館のたたずまいも好きな場所のひとつです。夏の展示は現代美術だったので、娘は「よく知らない画家のわけわからない現代美術は、見ていて頭痛くなる」といいます。私にとっても「よく知らない画家たちのよくわからない現代美術」ですが、私は頭が痛くなったりしないので、この夏のセタビは、久しぶりにひとりでの観覧となりました。
世田谷美術館の口上
本展は「ミュージアム コレクション特別篇」として、「グローバル化時代」をキーワードに、普段はあまり目にすることの少ない大型作品を中心に収蔵品を見つめなおした展覧会です。自国を離れて異国でも創作を展開したロバート・ラウシェンバーグ やデイヴィッド・ナッシュ 、ジャン=ミシェル・バスキア など、ワールド・ワイドに活躍する作家たちの作品をご紹介いたします。
この展覧会は、2020年夏の東京オリンピック/パラリンピックに併せて企画されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で順延となったもので、もともと当館のコレクションを紹介する目的でした。
「グローバル化時代」をキーワードにしたのは、国際的なイベントの開催時にふさわしい展示を意図したからですが、80年代半ばに開館した当館のコレクションとしては、ふだんあまり目にすることの少ない海外および日本の現代美術の作家たちの大型作品にしぼった展示となりました。副題に謳ったように「コレクションで楽しむ世界旅行」という形容は、いささか大袈裟ですが、しかし、それぐらいの興味深い展示内容となっているのではないでしょうか。
「グローバル化時代」となって、世界の現代美術の作家たちは、斬新な発想と冒険心に充ちた活動を地球規模で繰り広げました。そうしたなかに、もちろん国際的な評価を獲得した日本の作家たちも含まれています。その意味で日本および世界の現代美術のさまざまな潮流を見て取ることも可能です。
そしてまた、この展覧会を介して創造的な文化・芸術を支える根本的な社会の仕組みが、本来、どうあるべきなのかを考えるきっかけにしてほしいと願っています。
この展覧会は、2020年夏の東京オリンピック/パラリンピックに併せて企画されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で順延となったもので、もともと当館のコレクションを紹介する目的でした。
「グローバル化時代」をキーワードにしたのは、国際的なイベントの開催時にふさわしい展示を意図したからですが、80年代半ばに開館した当館のコレクションとしては、ふだんあまり目にすることの少ない海外および日本の現代美術の作家たちの大型作品にしぼった展示となりました。副題に謳ったように「コレクションで楽しむ世界旅行」という形容は、いささか大袈裟ですが、しかし、それぐらいの興味深い展示内容となっているのではないでしょうか。
「グローバル化時代」となって、世界の現代美術の作家たちは、斬新な発想と冒険心に充ちた活動を地球規模で繰り広げました。そうしたなかに、もちろん国際的な評価を獲得した日本の作家たちも含まれています。その意味で日本および世界の現代美術のさまざまな潮流を見て取ることも可能です。
そしてまた、この展覧会を介して創造的な文化・芸術を支える根本的な社会の仕組みが、本来、どうあるべきなのかを考えるきっかけにしてほしいと願っています。
現代美術作品よりも、展示室背景の公園の緑が心に残ります。

私が興味を持てたのは、どこに民族だかわからない(南米かな)衣装を着多3体のフィギュア作品と、解体されたピアノ。

ピアノは、ある地点に立って、背後にある鏡を見ると、普通のピアノが見える、という作品。立体版のだまし絵?

美術館側の意気込みとしては、「セタビで世界旅行を」ということでしたが、あまり世界旅行した気分にはなりませんでした。
娘と来たときは「予約してない客はレストランには入れない」と断られたランチが、飛び込みでも食べられたことが、よかったこと。
ランチ2100円高いと思ったけど、ほかにはランチ3000円とか。
2100円のを頼んだ。「食後にコーヒーか紅茶、ご注文できます」といわれて、2100円の中にランチセットにドリンクがあるのかと思ったので、コーヒーを頼んだ。
珈琲代500円は別料金。それで、たちまち不愉快になってしまう、「別料金って、さいしょに言わんかい!」というセコい客は、駅前でラーメン食べてなさいって。
たしかに、「注文できます」と言われたのみで、ランチに含まれているとは言われていない。
てなことで、いつも気分よく帰宅する美術館帰りなのに、「家でテレビ見てごろごろしていたほうがよかった」という休日になりました。
<つづく>