
20211114
ぽかぽか春庭アート散歩>2021アート散歩秋(11)デミタスカップの愉しみ in 松濤美術館
松濤美術館で展示されていたデミタスカップコレクションを見てきました。雨もよいの一日でしたが、小規模な美術館での小さなコーヒーカップの展示。
私は眺めているだけで充分満足だけれど、いにしえの貴族や大富豪の館では、これらのカップにコーヒーや紅茶を注ぎ、優雅にお茶会などが開かれていたのだろうなあと想像しました。
美術館の口上
濃い目のコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ「デミタス」。19世紀のヨーロッパにコーヒー文化が浸透すると、デミタスにも多彩なデザインが誕生した。
本展では2000点以上のデミタスを所蔵する村上和美コレクションから、ジャポニスムや、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインを中心に、厳選した約380点を紹介。当時の流行を反映したもの、“超絶技巧”ともいえる繊細な装飾が施されたもの、様々な意匠を凝らしたものなど、小さな世界に凝縮された美しさを楽しめる展覧会。
本展では2000点以上のデミタスを所蔵する村上和美コレクションから、ジャポニスムや、アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザインを中心に、厳選した約380点を紹介。当時の流行を反映したもの、“超絶技巧”ともいえる繊細な装飾が施されたもの、様々な意匠を凝らしたものなど、小さな世界に凝縮された美しさを楽しめる展覧会。
実際にはどれほど「実用品」だったのでしょうか。美しく愛らしいカップなので、コーヒーや紅茶を入れてしまうのももったいないくらいの美しさ。私にはただうっとり眺めているだけで、とても毎日の実用には使えそうもない。
たしかに、見た目に「飲むには不便そう」なカップもあったけれど、これらカップを2000点も集めるとは、どれほどの情熱を傾けて収集したのだろうか。コレクター魂炸裂を感じました。いや、炸裂させて割れてしまうのもたいへんだから、コレクター魂はそっと包んでてのひらに載せて鑑賞したい。



展示コーナー






雨の一日。歩くのにも疲れたので、文化村通りに出てガレットの店で一休みしました。前と同じように、店員のサービス精神低め。


<つづく>