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ぽかぽか春庭「ソアリンガイドツアー・ディズニーリゾート2021秋その2」

2021-12-14 00:00:01 | エッセイ、コラム

 ディズニーシーのソアリン(架空の飛行船)

20211214
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2021二十一世紀日記秋(7)ソアリンガイドツアー・ディズニーリゾート2021秋その2

 11月5日金曜日。幸運な娘は、ディズニーランド入場パスポートとディズニーランドホテル宿泊券が当たり、私もお供でいっしょに一泊二日のディズニーリゾートを楽しみました。


 私の最初のディズニーランドホテル宿泊は「美女と野獣ルーム」でした。2回目はタワーのバルコニー付きという特別室。(とんがり三角屋根の下のバルコニーがある部屋。希望者が多くてなかなか部屋がとれないというレアな特別室)

 3回目のディズニーホテル宿泊は、どんな部屋かなあと楽しみにしていました。
 ミッキー&ミニーの部屋でした。
 

 ディズニーランドホテルのビュッフェランチ。チーズケーキなどにクリスマス用のディコレーションがほどこされていて、おなかいっぱいに食べた後、さらにケーキを詰め込む。ミッキー型のお皿はお子様ランチ用みたいだったけど、かわいいから使用しました。
  


 レストランからロビーに上がる途中の踊り場アリスの前。このときまでは帽子着用。


 招待客のみのディズニーランドで楽しんだあとの夜は、翌日のディズニーシーに備えてさっさと寝ました。(ディズニーシーは自腹です)

 ホテル宿泊客は、一般客より15分早くディズニーリゾートに入園できます。この15分の、何が特典かというと。入園してから可能になるのが、アトラクションの「入場列に並ぶ権利」の獲得なんです。入園していなければ、スマホでの応募ができない。

 娘は入園してすぐに「ソアリン」の「並ぶ権利抽選」に応募しました。当選!そして、15分後に一般客が入園してきたときには、すでに「ソアリンに乗る列に並ぶ権利」は、応募が締め切られていましたから、一般客は入場列に並ぶことはできず、ソアリンに乗ることはできないのです。
 高いホテルに泊まった客だけに与えられた特典。ま、私と娘は抽選に当たって泊まった「お金はらってない客」だけどね。

 一般客入場の前ですから、広場もガラガラ。一般客入場すると人垣でぎっしり埋まります。


 ディズニーシー入口の地球儀前で


 ソアリンは、ディズニーシーの一番新しいアトラクションで、去年何度か乗って「シーの中で一番好きなアトラクション」のひとつになりました。

 ソアリンは、「飛行船に乗って世界の空を旅する」というアトラクションです。世界のさまざまな景色を空の上から眺めて、氷雪の山もクジラが泳ぐ海も、象が移動するアフリカの草原も、楽しく旅できます。万里の長城を上から眺めるときは「あそこを歩いたなあ」と、思い出もよぎります。最後に東京ディズニーシーが出てきて、花火が打ちあがって終わり。あっと言う間の世界旅行ですが、とにかく楽しい。

 楽しい時間をすごして、娘が次のアトラクション「ベニスのゴンドラ」の申し込みをしている間、ちょこっとベンチにかけて待っていました。娘がもどったとき、ベンチわきにトートバッグを置いたことをすっかり忘れて立ち上がり、ゴンドラの入場待ちに並びました。まだ朝早く、15分待ちなのですぐ乗れます。

 このへんのベンチにトートバッグを置き忘れた


 ゴンドラを待っている間に、ディズニー柄のベンチシートなどを入れたトートバッグを持っていないことに気づきました。中身はシートや折り畳み座布団ですが、娘にとっては、ディズニーランド35周年記念などに来園し、ようやく手に入れた特別アイテム。「もう買おうとしても買うことができない貴重品なのだ」と、おカンムリ。「たぶん、さっき座って待っていたベンチに置いてきたから、ゴンドラ乗り終わってから取りに行くよ」と、私は呑気にゴンドラを楽しみましたが、娘は大事な記念品がなくなってしまったらどうしようかと、まったく楽しめなかったと。

 いつも入場待ち列が長いので、乗るのをあきらめていたゴンドラ


 キャストの練習船。漕ぎ手もガイドも修練が必要だそうです。


 ゴンドラの最後に「この橋をくぐるとき、橋のモニュメントに願えば、ひとつは願い事がかなうんですよ」と、ゴンドラガイドさんがいうので、ふたりして「失せもの発見」を何度も唱えました。いつもなら「健康長寿学業成就家内安全世界平和」まで欲張ってお願い事をするのですが、このときはひたすら失せもの発見!

 座っていたもとのベンチにもどったけれど、トートバッグなし。がっかり。
 あきらめずに園内の係の人に尋ねました。係員が遺失物センターに問い合わせをすると、入り口わきにある落とし物センターに届いていました。ああ、よかった。

 実は、落とし物は11月6日土曜日、なんと2回目。朝、帽子をかぶってホテルを出ようとしたとき、帽子がないことに気づきました。娘がスマホの写真をたぐると、5日金曜日にランチを食べたレストランを出たあとまでは帽子をかぶった写真だったとわかりました。そうか、ホテルチェックインを待っている間に、ロビーのソファに置き忘れたんだと判明。

 ホテルフロントに申し出ると、黒い帽子はちゃんと届いていました。ああ、よかった。トートバッグは2回目の「ああ、よかった」だったのです。この黒い帽子も、娘が母の日に買ってくれたデイズ二―模様の思い出の品でしたから、なくなったら悲しい。

 落とし物センターでトートバッグを受け取って、入り口近くでブラスバンドの演奏も聞いて、「普段なら、シーに入場したあと入口にもどったりしないから、思いがけずバンド演奏を聞けた。よかったね」というと、娘は「トートバッグ見つかるまでは、心ふさがってゴンドラも楽しめなかった」と、私の忘れん坊を怒ります。「朝と昼と2度も忘れることはないっ」と。
 反省しました。

 忘れ物して落ち込んだけれど、吹奏楽演奏で元気が出た。
 

 ソアリンとゴンドラの次はディズニーキャラクターが船に乗って観客に挨拶する船のパレード。最前列ではなかったけれど、ミッキーやミニーがよく見えるところで船を見ることができました。

 

  人魚姫アリエルのショウなどは中止なので、ふだんは乗らない「ジャスミンの魔法のじゅうたん」などを楽しんでから、和食レストランのランチへ。
 ジャスミンの空飛ぶ絨毯


 和食レストラン「さくら」。
 ディズニーシー20周年記念の特別ランチ。忘れ物して心配かけた娘への、おわびのランチです。


 
 おいしかったけどね。働いているふだんの日はワンコイン500円ランチ。ふだんの8倍の値段ひとり4000円払ったんだから、おいしくなければ怒るよ。

 ランチ後は、シューティングゲーム「トイ・ストーリー・マニア! 」などを楽しみました。何度挑戦しても私はシューティングの才能ゼロ。狩猟時代に生まれなくてよかった。これじゃウサギも鹿もとれやしない。


 すいていてすぐ乗れるから、いつもは乗らない園内バスにも乗りました。


 最後はもう一度ソアリンへ。ソアリンはもう入場が締め切られていたのですが、娘は「いつもなら高いガイドツアーを申し込んだりしないのだけれど、今回はランドとホテルが無料ご招待だったから、少々大盤振る舞いでガイドツアーに申し込んだ」と。ひとり6000円のガイドツアー、たしかに、ふだんなら「ぜいたく」と思ってしまう。

 夜、最後の回のソアリンガイドツアーに、6人のツアー客があつまりました。ツアーは、6人の定員にひとりのガイドさんがつき、ソアリンの中の絵や彫刻を説明してくれます。
 ガイドさんは、特別な講習を受けて試験にパスした人のみがつける特別なキャストなのだそうです。

 ソアリンたてもの。わきのエリアに集合しました。

 特別なイヤホンを渡され、耳につけます。ガイドさんの声はイヤホンを通してききます。ガイドさんの解説の声は、他の客には聞こえずツアー客にだけ聞こえるようになっているらしい。
 ガイドさんは必要な時はタブレットの画像を見せながら解説。


 世界の空を飛ぶことをめざして研究をつづけた人にどのような人がいるか、飛行研究家カメリア・ファルコが、生まれたときから、いかにして父親の薫陶を得て空を飛ぶ研究に従事したか、などのお話が続きます。ディズニーは魔法の国なので、カメリアはディズニーのなかでは実在した歴史上の人物です。

 カメリアの生涯を描いた絵の前でガイドさんが説明。カメリアが父の肩にのる「はやぶさファルコン」に最初に出会うところ。

 空飛ぶことを夢見た科学者のひとりレオナルドダビンチ


 ソアリンに乗る前の待ち室では、カメリアの肖像画が動き出して空を飛ぶことについて話します。はじめて見た時は、肖像がいきなり動くのでびっくりしました。

 場外のカメリア肖像といっしょに。


 世界の飛行家や飛行研究者の集まるアカデミーの紋章だそうです。

 ふだんはささっと見て通り過ぎるものも詳しく解説。
 

 カメリアが日本を訪問した時の絵。

 カメリアはもちろん架空の人物ですが、解説を聞いていると、ほんとうに明治時代の初期にカメリアが日本にきたのかも、と思えてきます。洋装の紳士たちに比べて、日本側代表者とおぼしきお公家さんふうの人の髪形や衣装がへんですが、あくまで架空のカメリアの一代記なので。カメリアの服、これって、バッスルスタイルっていう鹿鳴館時代のドレスなのかもしれません。おしりのところがでっぱっているドレス。
  
 ガイドさんの丁寧な解説を聞いて、カメリアがソアリンを開発したという物語から、いよいよソアリンフライト。
 最前列の真ん中の一番いい席でもう一度世界の空旅を楽しみました。大満足で外に出たら、、、、。
 あれま、財布やクレジットカードいれたバッグがない。

 フライトの際、バッグは椅子の下の籠に入れるよう言われ、注意の通りに籠に入れたはいいけれど、席の前方に置いたトートバッグだけを大事に運び出し、今度は一番大事なバッグを忘れてしまったのです。

 バッグが戻るまで、外で相当待ちました。バッグの中身が貴重品ばかりだったので、係員は、バッグの中身をひとつひとつ点検書き出し、万が一にも「なくなったりしているものはないか」というリストを作って確認していたのだそうです。まあ、たしかにサイフに銀行カード&クレジットカード数枚と現金。運転免許証も保険証も、いわば我が家の全財産一切合切入っていたのです。でも、「戻ったバッグの中身のご確認を」といわれたけれど、ディナーの時間が迫っていたので、ぱぱっと見て「はい、ありますOK」と、お礼を言ってレストランへ。

 忘れ物戻ってほっとした顔でガイドさんと記念に一枚。


 ディナーを予約したホライズンベイ。予約時間に間に合って並んだのに、セルフサービスの列が進まず、食べるまでに1時間くらい並んでいました。
 前回きたときは、セルフサービスではなくテーブルサービスだったし、ディナーの間にミッキーやミニーたちディズニーキャラクターが回ってきて、いっしょに写真を撮ることができるレストランということだったので、料理など味わっておらず、写真をとるのに夢中でした。

 今回はキャラクター挨拶もなかったし、値段だって決して安くないのに、予約時間から1時間も待ったわりに、あまりぱっとしないディナーセットだなあと思いました。セルフサービスだから、料理運ぶのも片づけるのも客がやっているのに。
 ホライゾンベイでも、ディズニーシー20周年記念ディナーです。


 ディナーが終わると、そんなこんなですっかり疲れてしまい、7時の閉園時間より少し早く舞浜駅に戻り帰宅しました。
 一日の歩行数16965歩。ふだんは通勤行きかえりで3500~4500歩ですから、いつもの4倍は歩き回ったので、そりゃ疲れた。

 私には楽しい1泊2日のディズニーリゾートでしたが、一日に3度の忘れ物、帽子トートバッグ貴重品バッグ。娘はすっかり気疲れしてしまった晩秋ディズニーリゾートになりました。

<つづく>
コメント (2)
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