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ぽかぽか春庭「川崎市立日本民家園」

2021-12-18 00:00:01 | エッセイ、コラム
20211218
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2021二十一世紀日記秋(6)川崎市立日本民家園

 11月3日文化の日。美術館博物館が無料になる日。
 今まで行ったことなくて、密にならず野外で過ごせるところ、、、、探した結果、川崎市立日本民家園訪問に決定。

 どうして今まで行ったことがなかったかと言うと、どの駅からもバスに乗らとないと到着できないロケーション。バスが苦手な娘は「バス酔いを我慢してまで行く気にならない」と言っていたので、東京の隣町なのに、今まで行かなかったのです。(川崎を通りこして横浜はしょっちゅう行き来しましたが)
 今回は「文化の日無料公開」でほかに行きたいところがなかったので、「酔い止めの薬飲んで」と連れ出しました。

 日本の民家がつぎつぎに壊され、新しい建物に還られようとしていた時期、民家を廃材にせず、柱一本も大切に保存して移築してきたのが日本民家園です。
 移築保存にはさまざまな方法がありますが、川崎民家園は、必要最低限の耐震工事などのほかは、できる限り現地に建っていたままを保存していく、という方針だそうです。
 日本各地の民家が集められ、一か所に保存されている様、本当はもともと建っていた場所に保存できれば一番いいのでしょうが、もともとの場所は、土地を更地にして、他の建物を建てて利用することが優先なのでしょう。次善の策として、江戸東京たてもの園や川崎民家園などのように、移築保存がなされています。

 秋の一日、紅葉にはまだちょっと早めでしたが、たのしく建物を見て回りました。

 おひるを食べずに出かけたので、園内見学の前にまず腹ごしらえと、レストランになっている五家荘からの移築建物の中へ。これが失敗でした。ランチにありつくまでだいぶ待ちました。軽くおやつを食べておいて、先に建物を見学して、14時すぎくらいにランチにすれば、待ち時間は半分で済んだのに。

 ランチはおそば。 

 東北の曲がり屋は、東北に旅した40年以上前に、どこかで見た覚えがあります。

 ↓の養蚕農家は、初めて見ました。屋根の形が独特です。山形県鶴岡市の旧菅原家住宅。屋根の飛び出ているところを「ハッポウ」と呼ぶハッポウ造の民家です。寒い地方の養蚕のために工夫されたのだと説明板に書いてありました。
 高窓(ハッポウ窓)のある農家。2階部分で養蚕をおこないました。
 
 旧山田家住宅。富山県南砺市桂(五箇山)から移築。山奥を流れる境川の岐阜県側に加須良(カズラ)、富山県側に桂(かつら)というふたつの集落がありましたが、桂はダム建設のため湖底にしずみました。桂に残された五軒の家のひとつが山田家住宅。岐阜県の白川郷と共通する造りです。

 園内のたくさんの建物の展示、高低差の大きい園内をめぐるには、年寄りの足にはちょっときつかったです。民家見学希望者へ。70代より若いうちに見ておいたほうがいいかも。

 建物説明の案内板もしっかり読んだのですが、もはやどれがどれやら。


 建物内部の構造もよく見ることができました。屋根の構造、部屋の中、興味深かったです。


 分厚い茅葺のようす。

 コロナ対策のため、室内に上がれる民家は1軒だけでしたが、土間から室内はよく見えました。
 

 園内では「民家園まつり」が実施されていて、ボランティアさんたちが機織りや竹細工をして実演販売していました。「写真とってもいいですか」に、こころよくOKしてくれました。
 竹細工のボランティアさん



 
コメント (2)
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