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ぽかぽか春庭「日本人にインタビュー」

2022-02-17 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220217
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校冬~光の春(3)日本人にインタビュー

 教科書ワークブックの「発展練習」として出ている活動。日本人に日本語でインタビューしてみよう、という課題です。
 1期生は校内で先生方にインタビューする、という活動にとどめましたが、今年、2期生は「学校の外に出て、日本人にインタビューしてみる」というさらなる発展形の活動を試みました。

 市役所や国際交流協会に電話して、インタビューに応じてくれる時間と人数を確保するところから準備開始。
 市役所の「地域協働課」や「国際交流協会」などのほか「株式会社〇〇材木店」にもご協力いただけることになりました。〇〇材木店は会社を実質引退している会長が市の国際交流協会の会長をしている関係で、息子さんの社長がこころよくインタビューに応じてくれることになったのです。

 学生たちは、アルバイト先で日本人と会話をする機会があっても、仕事上のきまりきった言葉を交わすだけのことも多く、仕事の指示の受け答え以外の日本語を、学校以外で話す機会はごく少ないのです。

 ワークブックに出ているインタビューのことばの凡例を読み込むところから練習開始。「本日はお忙しいところ貴重な時間をとっていただき、私たちの活動にご協力くださり、ありがとうございます」と、これだけ言うのだって、すらすらできる学生ばかりではありません。
 「今みたいに、書いてある文を朗読しているんじゃだめですからね。インタビューなんだから、自分のことばできちんと話せるように」と叱咤激励の末、1月24日月曜日に、各学生が4か所に分かれてインタビュー先へ出向きました。

 挨拶を交わすところから開始


 対応してくださった方々は、学生のインタビューに真剣に応じてくださったようで、「日本語で質問できた」「日本人の言っていることが理解できた」と、自信を持って学校に帰ってきました。


 次は、「インタビューの内容をパワーポイントスライドにまとめ、発表しよう」というまとめの活動。
 私よりパソコンには習熟している若い世代ですが、中国語漢字入力をピンインアルファベットでなく入力してきたものにとって、日本語ワープロの入力がたいへんでした。「ひらがな入力だと小さい[ツ]や[ヤユヨ]の入力、濁音の点々の入力がたいへんになるからローマ字入力ができるように自分で入力訓練して」と言いましたが、ちかごろの学生は、パソコンではなくスマホで入力するから、ローマ字入力の機会がありません。

 額を寄せて発表用のパワーポイント作成


 2月14日に、発表会を行いました。

つづく
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