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ぽかぽか春庭「憲法前文」

2022-05-05 00:00:01 | エッセイ、コラム




20220505
ぽかぽか春庭ことばの知恵の輪>憲法前文

日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。
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20220505
 ウクライナへのロシア侵攻。2か月たっても解決に至りません。ロシア対欧米代理戦争の様相も見えてきました。
 このような事態に即浮足立ち「防衛力強化」「敵国の基地にミサイル打ち込むのも専守防衛」という論も出てきて、もうなんでもありのよう。

 女子供が戦火に倒れる国をはるかに思い、ただただ、暗澹たる気持ちになります。
 自分の国は平和安全。
 やれガソリンが値上げで困るとか、ロシアウクライナから小麦が輸入できないと小麦が高くなりパンも天婦羅も値上げとか、ロシアから木材が輸入できないと家を建てる材木がなくなる、とか。

 貧乏な私は、留学生が来日できないことにより、経営者から給与遅配の措置を告げられ、22年1月から受け取れた給与は2か月分のみ。
 明日のパンが値上げされようが値下げだろうと影響がない。パンが10円20円値上げされてもそもそも買う金がないんだから。今のところは、去年余分に買っておいたカップラーメン食べてしのいでいる。賞味期限が1週間前だった生焼きそばを冷蔵庫の奥に見つけてキャベツといためた。戦後の窮乏時代に鍛えた72歳の胃はペロリと食べたが、やわな娘は腹をこわした。「母は何食べてもいいけれど、私にへんなもの食べさせないで」と言い、口もきいてくれない。
 それでも、無料のシルバーパス使って移動し、無料で入れる試写会や公園散歩を楽しみながら生きています。

 耐えがたきを耐え、忍び難きをしのんできて今を作り上げた1945年からの77年。平和を守ってきた先人たちを思えば、パラノイア的な他国侵略の戦略に踊らされて「ミサイルだ」「敵地攻撃だ」と浮足立ってよいものか。
 冷静に、自分のできることを見極めていきたいです。老いた「戦後民主主義者」は、世界の情勢変化についていけないおいぼれと蔑まれつつ、よろよろと歩いていきます。

<おわり>
コメント
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