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ぽかぽか春庭「クライ・マッチョ」

2022-07-19 00:00:01 | エッセイ、コラム

20220719
ぽかぽか春庭シネマパラダイス>2022シネマ夏(2)クライ・マッチョ

 クリントイーストウッド、初監督から50年目、40作目91歳の監督主演映画です。(監督主演作としては9作目)
 原作は1971年にN・リチャード・ナッシュ(1913-2000 )による『Cry Macho』
 ナッシュが執筆した脚本が映画化されないため、彼は自らノベライズして小説として発表。映画化の機会をうかがいましたが、果たせないまま2000没。私が彼の脚本で見た映画は『ポギーとベス』くらいかな。

 2021年、クリントイーストウッド主演監督により、映画化。2022年1月公開。私は6月にギンレイで鑑賞。

 以下、ネタバレあらすじ
 かつて数々の賞を獲得し、ロデオ界のスターとして一世を風靡したマイク・マイロだったが、落馬事故をきっかけに落ちぶれていき、家族も離散。いまは競走馬の種付けで細々とひとり暮らしを続けています。

 1979年のある日、マイクは元の雇い主からメキシコにいる彼の息子ラフォ(ラファエロ13歳)を誘拐して連れてくるよう依頼されます。
 アル中妻の元で育つ息子を案じてのことではなく「妻の名義で投資しておいた不動産の売却利益を手に入れたい。そのために、妻の弱みをにぎるため息子を手元におきたい」という父親の身勝手な誘拐計画。マイクは父親が息子への愛により会いたがっているのだと思ってメキシコまで出かけていきます。

 親の愛を知らない生意気な不良少年のラフォを連れてメキシコからアメリカ国境を目指すことになったマイクでしたが、その旅路には予想外の困難や出会いが待ち受けていました。

 ラフォは鶏闘による賭け事に入りびたり。彼の相棒は「マッチョ」と名付けたニワトリ。マイクとの旅はマッチョとの旅になり、「息子を取り戻して」と依頼するアル中母の用心棒の襲撃を交わしつつ、メキシコの食堂の一家との交流によってしだいに人を信じる心も取り戻す。
  落ちぶれた元ロデオスターの男が、親の愛を知らない少年とともにメキシコを旅する中で「本当の強さ」の新たな価値観に目覚めていく、というストーリー。ありがちな話ではあり、脚本に驚くような波乱はありません。最初から最後まで予期した通りのストーリーでしたが、安定路線もよいと思いますが。クリント爺が主演監督なら、何をどう撮影してもOK。

<つづく>
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