20221220
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記>今年も、、、(2)2022年のことば
年末に1年を振り返るって、毎年はやっていないけれど、「今年もコロナの年だったなあ」ということのほかに思い浮かぶこと並べて、「今年もそれなりに」と思いたいから、目次をまとめてみます。
今年の漢字は「戦」。ウクライナとロシアの戦。カタールでのサッカーの「戦い」。まだまだ続くコロナとの「長期戦」。
三省堂が選んだ、今年の辞書搭載候補の「新語」は「タイパ」。「コスパ=コストパフォーマンス費用対効果=経済効率」という語が世に定着してきたと思ったら、時間を節約して時間当たりの効率をよくする「タイムパフォーマンス=タイパ」が浸透しました。
スマホなどのメール。表現は、ますます短いのを持ってよしとするらしい。了解しました→了解→りょ→り。書く人読む人の時間当たりの効率をよくする方式なんですと。
私のように、長々文章を書いてしまうと「おやじ構文」と言われる。おやじじゃなくて、おばはんだけど、身体精神その他おやじ化しているのは確かだね。
タイパ。私も、テレビの録画を1.5倍速にしてみるのはやってはいるけれど、我が家のビデオは2倍速3倍速にすると声が「宇宙人」になってしまい、意味不明語。でも、最近の新しい機種だと2倍速3倍速でも「人間」の声で聴きとれるので、若者はドラマもバラエティも2倍3倍で見ているらしい。
「ことば」は私の商売道具。日本語教えて家族一同の食い扶持かせぐほか、ことば集めは私の愉しみ。以下、今年あつめたことば。
2月:
モンペとステマ オミクロン Bull sit Job 解決!シャーロックホームズ青い紅玉事件
3月
「かしく」江戸期おいらんの名 三省堂の「辞書に載る新語」2021年の新語1位 チルい 2位 〇〇ガチャ 3位 マリトッツォ 4位 投げ銭 5位 人流
4月;エフェメラル 。
エフェメラルとは「はかない命」というような意味。春先に現れてひととき美しい花を咲かせ、夏にはあとかたもなく消えてしまう、そんな「春植物」を指すのだそうです。4月に覚えたはずなのに、12月には完全に忘れていて、エフェメラル、はて何だったけ、と自分のブログをよみかえしました。
12月:
稲荷町、中2階、相中(歌舞伎用語)。お芝居が好きだから、見逃していた「中村仲蔵出世の階段(きざはし)」を見ることができました。昨年の12月に放映したものの再放送です。年に千両の給金をとるから千両役者、芝居小屋にその名前の看板が上がるのを「名題役者」というまでは、歌舞伎にうとい私も知っていましたが、名題役者の下の階級、稲荷町、中2階、相中をこのドラマの中で知りました。中村勘九郎ほかの役者の熱演もあり、よいドラマでした。
年ねん、ことばに対する感度が低くなっていきます。これは高齢化にともなう当然の変化。「ちかごろの若いもんのことばときたら、なっとらん」と、怒り出したらもう終わりと思うから、腹は立てずに横に寝かせているけれど、若者用語にうとくなるのは仕方なし。
流行語大賞のことば、今年は野球関連が多く、野球に興味が薄い我が家、村神様もキツネダンスも知ってはいるが、使ったこともない。
2023年はどんなことばに出会うやら。楽しみに年末をすごします。
2022年総まとめは、「旅行・おでかけ」「アート散歩建物めぐり」「シネマパラダイス」と続きます。
<つづく>