20221218
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2022ふたふた日記>今年も、、、(1)第九の季節
12月に、どのオーケストラ&合唱団が「おさめの第九」をどこでもかしこでも演奏するというのは日本だけの現象だといわれているようです。普段クラシックコンサートに出かけない人も年末の第九だけは聞きに行く、と言う人も多い。
今年の第九、ミサイルママが「e-Naちゃん、ご招待するから聞きにきてね。合唱団のアルトで歌うから」と電話をくれました。2年連続で合唱団活動は自粛でしたから、今年こそと、みな張り切って練習してきたのだけれど、合唱のあと、まだコロナは続いているから、合唱団の打ち上げはなし。「だからジンさんと3人でレストランで晩御飯食べよう、これもご招待」というありがたいお話。
12月17日。ささやかな花と、ビールをおみやげにして、でかけました。
今年の第9は2年ぶりの開催。前回の写真。合唱メンバーのアルトにもミサイルママがいるはずだから、目をこらせば見つかると思うけれど、まあ、今年のミサイルママを生で見れば十分かな。

第九の前にベートーベンのエグモントがありました。前に「北区市民オーケストラ」を聞いたとき、私の好きなアマチュアオーケストラ「東京楽友協会交響楽団」のほかは、アマチュアの音はプロに劣るなあと感じましたが、今回のエグモント、格段にいい音。2年間のコロナの間に、きっと各人が鍛錬して腕が上がったのか、とびっくりしました。あらま、よくよくパンフレットを見たら、オケは東京交響楽団。そりゃ、プロだもの、いい音です。
合唱団は、北区公募で集まったアマチュアですが、1年間練習を積んでいます。
エグモントと第九の間に15分間の休憩があったので、急いで会場から1階のロッカーへ。ロッカーの中に、リュックサックや花束など、客席に持ち込むには荷物になると思うものをいれておいたのです。「さて、鍵はポケットにいれたか、肩掛けバッグの中か、と思ったのですが、鍵がない。「美術館のロッカーは100円入れても戻るけれど、ここのは200円が戻らない。もうロッカーの中に入れるものがないか、よくよく考えてから鍵しめよう」とおもっていて、鍵かけるの忘れてしまった。
中に入れておいたものは金目のものはなく、花束くらいですからなくなったとこでそれまで、と思いましたが、ちゃんと、鍵がついたまま中にリュックサックもおみやげのビールもありました。
前日に銀行に行って振り込みしたとき、横断歩道を渡ろうとしたら、「おばさん、おばさん」と声がする、振り向くと「カード忘れてるよ」と、おっさんが呼び止め
普通のヒトなら「老化か、認知か」と思うでしょうが、私はこどものころから忘れ物失くし物を一日に1回はしてきたので、またか、と思うだけ。
さて、第九。1楽章から3楽章まで壮大に曲はすすみ、4楽章でソリストと合唱団登場。
ソリストは、梶田真未(ソプラノ)向野由美子(メゾソプラノ)工藤和真(テノール)岡昭宏(バリトン)
♪フロイデ~と美声が響きます。
合唱団は、前回に比べて男性が人数が増えて、全体に厚みが出たように感じました。集まった男性陣、若い人も数人はいますが、だいたいは定年退職後の趣味に合唱を選んだ「元大学グリークラブ」的な高齢者。40人ほどの男性の中、黒い髪を持っていたのは5,6人。白髪数人。あとは皆禿頭。合唱をする男性って、禿るのかしらって思いました。女性は2,3人は白髪もいましたが、女性はだいたい染めるから、黒い。あはは。すばらしい第九の間に、何数えてんだか。
年末恒例の第九、指揮者も熱演。堪能しました。
ジンさんと駅前パスタ屋で、ミサイルママが合唱出演者の白いブラウス黒いロングスカートから着替えて来るのを待っていました。
お連れ合いのジンさんは、コロナの間、家にこもっていたこともあってずっと不調だったと聞いていたので心配もしていましたが、このところだいぶ調子が戻ってきたそう。
す。
ジンさんは、杖をついていて歩くのが不自由になっていました。ヘルニアを患い、医師からは手術しても完治は難しい、と言われているので、体をだましだましいくしかない、ということでした。
ミサイルママがパスタ屋に着いて、サラダ、ピザ、パスタ、をひと皿ずつ取ってシェア。グラスビールで乾杯。
ミサイルママはジャズダンスとヨガのほかパステル画のサークルに入って活動しています。ジンさんは書道サークルに入って、ミサイルママが言うには、とても上手なんだそう。
ジャズダンス仲間が次々にコロナ感染しても、ミサイルママは大丈夫だったこと、長男ミサイル君は演劇活動を続けていること、堅実な次男君はスカイツリーがよく見える部屋に引っ越しして銀座でバリスタとして働いていることなど、話してくれました。
再婚同士のふたり、これからも仲良く老後の幸せを紡いでいってほしいでス。
体調第一に、これからもそこそこに元気で暮らしていこうと、次回の再会を約束してお開きに。
<つづく>