20230406
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023ふみ日記初夏(3)みどりの日小石川植物園
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023ふみ日記初夏(3)みどりの日小石川植物園
散歩
5月4日みどりの日は、都内の庭園公園は無料になります。以前は自転車で4つくらいの庭園公園を回る日にしていたのですが、今年はひとつの場所だけ。
小石川植物園を選び、70歳以上高齢者が持つシルバーパス利用で都営地下鉄都営バスで出かける。
通勤しているときは、最寄り駅を降りて勤務先の学校まで1日2回はバスを利用していたのが4月からなくなりましたから、年2万円のシルバーパス代のもとがとれなくなる。せっせと利用しなければ。都内のバス代210円や220円などがありますが、1回210円の片道バス代を100回以上利用しないとモトがとれない、という貧乏性の計算。
春日まで都営地下鉄三田線で行き、春日からバスで小石川植物園前まで。大塚行きのバスに乗ったのだが、路線を間違えてしまった。小石川植物園前で降りるつもりが、えらく遠いところで降りることになってしまい、植物園に着くまで30分も歩いた。これなら白山で地下鉄を降りて歩いた方が近かった。
植物園は、本日無料。例年のみどりの日以上に混んでいたのは、「らんまん」効果。園内の柴田記念館の中は、通常以上に牧野博士の事績を並べており、みな、熱心に見入っていました。2017年に友人に案内をしてもらい、練馬区の牧野記念公園へいきましたから、牧野博士の事績はよおく知っています。「らんまん」も楽しみに見ています。
pttps://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/c8626e67bf267a0bbeabafb83b1539b9
園内は、例年以上のにぎわいで、ベンチが開いていません。ソフトアイスとおいなりさんを園内売店で買ったのですが、ベンチを探している間に、アイスが溶け出して手にだらだらと流れてきました。しまった。ベンチを確保してから買うのだった。青木昆陽のサツマイモ顕彰碑の前に座って食べました。甘藷先生、救荒作物を普及させてくださりありがとう。救荒作物を広めてくださったおかげで、めぐりめぐって貧乏人な先祖も生きて子孫をつなげられ、極貧の私がなんとか食べていける。
今年は例年以上に気温が高いため、つつじ園はおわっていました。シナヤマツツジがかろうじて花を残していました。
ジャーマンアイリス
5月4日空は雲もない青空、夏日の気温。
老夫婦のゆったりとした散歩も、家族連れがシートを広げてお弁当をたべているのも、楽しそうで平和な光景でした。
この時間にも爆弾を浴びる子供もおり、家を砲撃で失った家族もいることを思うと、この平和のありがたさを少しでも還元しなければならないと感じます。自分にできる範囲のことしかできないけれど。
みどりの日の自転車散歩では、無料の公園を3か所くらい回るので、小石川植物園も中心部分をささっと歩いたのですが、2023年は小石川だけなので、これまであまり歩いてなかった北側の林の中をめぐりました。100年前に日本ではじめて植えられたユリの木とか、様々な樹木。幹にとりつけてある木の名前をひとつひとつ見て歩いているのですが、次の木を見るときは前の木を忘れている。私は植物学には向かない人間でした。せめて、「らんまん」をたのしみます。
東大の研究機関である小石川植物園。ひとつだけ注文があります。白金にある科学博物館付属の研究植物園は、65歳以上は無料で入園できます。小石川植物園もぜひ、70歳以上無料にしてください。東京国立博物館常設展示も70歳以上無料です。青木昆陽先生の「救荒作物」や、赤ひげ先生小川笙船の養生所をみならって、東大も少しは貧乏人にやさしい学校になってほしいよ。以上。
シルバーパス利用なので、交通費は往復360円の地下鉄代。ソフトアイスとおいなりさんの昼食で600円。本日も960円の「1,000円以下行楽」ができて、満足なみどりの日でした。
<つづく>