春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「重要文化財の秘密展 in 東京近代美術館」

2023-05-14 00:00:01 | エッセイ、コラム


20230514
ぽかぽか春庭アート散歩>2023アート散歩初夏(1)重要文化財の秘密展 in 東京近代美術館

 4月29日の水織ゆみコンサートの次は、近代美術館で開催されている「重要文化財の秘密」展。
 5月1日、GMの愉しみのひとつとして、東京近代美術館の「重要文化財の秘密」展に行こうと夫を誘いました。

 絵画展ならなんでも見ておきたい私と違って、タカ氏の好みの幅がごく狭いので、私が見たいと思う展覧会を夫も見たいということは今までなかったし、休みの日も一致しないので、いっしょにでかけたことはありませんでした。

 先月は、タカ氏は娘と連れだって科学博物館の恐竜博に出かけてきました。ピカソ展に娘と出かけた時は予約が必要なかったけれど、恐竜展は予約が必要で、自分でネット予約などできないから、娘に予約してもらったのだと。
 タカ氏は、4月30日に「予約が必要かどうか、確認したほうがいい」と、私が昼寝して起きてきた枕元で言う。大丈夫だって言うのに心配するから、電話して確認。当日券の場合、整理券配布を行い、整理券に表示された時間になってからの入場になるということでした。
 5月1日は月曜日で、普段は休館日だから、そんなに人出もないんじゃないの、と私は心配していないし、もし整理券をもらって1時間後の入場と言われたら、常設展を見ていれば1時間くらいすぐすぎる。

 思った通り、すぐに入場できましたが、「重要文化財の秘密」展はけっこうな混みぐあいだったので、先に常設展へ。普段は常設展に展示されている作品の中、重要美術品の指定を受けていて特別展に展示されているので、常設展にはこれまで見ることがなかった作品がたくさん展示されていてよかったです。また、クレーの新収蔵品展示に合わせて、近代美術館所蔵のクレー作品が15点も並んでいるコーナーもあり、常設展もとても充実してっみることができました。
 クレー「黄色の中の思考」


 常設展示の中、写真を仕事にしようとしていたタカ氏は、奈良原一高の部屋がよかったと思うし、私は杉浦非水の植物画が、今ボタニカルアートブームだと思うので、ちょうどいい展示でした。

 熊谷守一「畳の裸婦」

 
 「重要美術品の秘密展」の目玉。横山大観の『生々流転』の全体展示。80メートルもの大作を一気展示。これまで、何度か巻物の一部展示を見たことはありましたが、全体展示ははじめて。なるほど、すごい!
 タカ氏には「美術の教科書に出てきたような作品、本物が見れるから」というのをお誘い文句にしたのです。狩野芳崖「悲母観音」高橋由一の「鮭」や岸田劉生の「麗子像」青木繁「わだつみいろこのみや」などの美術教科書定番の、見覚えのあるあれもこれもずらりと並んでいます。

 他館からの借り出し作品、大原美術館所蔵の関根正二『信仰の悲しみ」など、近代美術館では見ることができない作品はほとんどが撮影禁止ですが、はじめて見る作品もあって、タカ氏をせっついて連れ出してよかったです。
 絵ハガキは「信仰の悲しみ」を買いました。大原美術館で見た作品ですが、この次いつ倉敷に行けるかわからないので。

 日頃皇居の周囲ウォーキングで足を鍛えているというタカ氏ですが、今のところ私のほうが足が強い。
 タカ氏が知らなかった「ながめのよい部屋」を教えてあげました。私はいつもこの部屋で皇居の石垣と緑をながめて一息つき、飲み物タイムにしています。
 タカ氏撮影の妻像

 貴重なるツーショット。自分が撮影する側にはなるけれど、撮られる側になるのはいやがるタカ氏なので、娘息子といっしょの4人では撮ったことあるけれど、夫婦ふたりのツーショット写真というのは、たぶん、結婚式以来じゃないかしら。こいつは貴重品。近代美術館の正門で。

 娘からプレゼントされたカーディガン、やせたのでLLじゃなくてLでもよかった、とダイエット成功を自慢たらたら。すみませんね。いつまでもふっくら体形で。

<つづく>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする