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ぽかぽか春庭「美術館ミニコンサート」

2023-06-11 00:00:01 | エッセイ、コラム
20230611
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記6月(3)美術館ミニコンサート

 大田区立川端龍子記念館で行われた美術館コンサートに参加しました。無料の室内楽コンサートです。
 6月2日は台2号が沖縄に来ており、東京都内も風雨が強かったですが、無料に心引かれて、せっかく申し込みをして当選したのを無駄にしたくなくて出かけました。

イベント名:風薫る美術館コンサート」
開催日時:2023年6月2日(金) 18:30~19:30
演  奏:トリトン弦楽五重奏団(企画・大森室内楽愛好会)

1.モーツァルト「アイネクライネナハトムジーク」 
2.吉松隆「アトムハーツクラブカルテットOp70 4楽章」
3.ブリテン「シンプルシンフォニー」
4.ドヴォルザーク「弦楽五重奏ト長調Op77 1楽章」
アンコール1「アトムハーツクラブカルテットOp70 1楽章
アンコール2「見上げてごらん夜の星を」

 トリトン弦楽五重奏団
第1バイオリン:野村えり子
第2バイオリン:高木祐子
ビオラ:高橋楓
チェロ:三原隆一郎
コントラバス:稲垣理有

 ひとりずつ順に曲を紹介し「この記念館のすぐご近所に住んでいます」というような自己紹介も交えながら、楽しく進行しました。
 クインテッドは「真如親王」の絵の前に設置され、アンコールの「見上げてごらん夜の星を」は、「いっしょに唄ってください」という司会者のことばに隣の人がうたっていたので、真似してみましたが、残念ながら私は歌詞を最初のところしか知らない。でも、楽しかったです。

 真如親王は、私には澁澤龍彦の「高岡親王航海記」です。記念館担当者は「遥か遠くまで経典を求めて航海していった真如親王。今までとじこもらざるを得なかった私たちも、ようやく自由に外に出られるようになりました。今後も、記念館に足を運んでください」という内容の挨拶をしてお開きになりました。
 

 美術館を出てさて帰りのバス停はどこかなと、娘としばし立ち止まりましたが、バス停にすぐたどり着き、バスもすぐ来たので大森駅に戻りました。
 雨の中たいへんでしたが、よい時間をすごすことができました。
 線状降雨帯にぶつかってびしょぬれになった娘は「来年も同じようなコンサートがあったら来てもいいけれど、雨なら絶対来ない」と言い、激しい雨に参ったようでした。

<つづく>
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