20230801
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2023文日記夏(1) 水だしコーヒー飲んでおしゃべり
練馬区美術館近くのコーヒー屋さんで、yokoちゃんとおしゃべりタイム。
コロナ前に会ったきりですが、yokoちゃんブログ「どこまでだって歩いていけるさ」をほぼ毎日読んでいるので、私にしてみれば長く会わなかった、という気持ちではなく、会えば昨日のつづきのようにおしゃべり。
ただし、残念だったのは、「とてもまろやかでおいしい水だしコーヒーがあります」というので、ふたりとも注文したのだけれど、少ししてお店の人が「すみません、水だしコーヒーはあと1杯分しかなくて、どちらかはふつうのアイスコーヒーになります」とのこと。yokoちゃんはやさしいから、年寄りに水だしコーヒーをゆずり、自分はフツーのコーヒーを注文。ほんとは、コーヒーの味がわからない年寄りがフツーコーヒーでもよかったのだけれど。しかも、おごってもらいました。yokoちゃん、ごちそうさま。
電車の中で読んでいた須賀敦子の『ユルスナールの靴』の中に、マルグリット・ユルスナールが「この靴でどこまでも歩いていこう」と書いている部分がでてきたので、あ、yokoちゃんブログタイトルはここらと関連あるのかしら、と思っていたのに、建築探訪の話をしていてあっという間に時間がすぎ、聞くのを忘れてしまいました。
「ここを見学に行こう」とたずねていったのではなく、yokoちゃんといっしょに歩いている途中、偶然「旧渡辺甚吉邸」を外から覗いたことなど思い出しなつかしみました。2014年のことなので、もう9年も前のことになります。
渡辺甚吉邸は、ラオスやスリランカ大使館→甚夢迎賓館(結婚式場)を経て、今は解体され、取手市に復元されています。前田建設により、1934年当時の姿に戻した姿、6月に一般公開があったのに、見逃してしまいました。残念。
次の一般公開では、取手市寺原駅へ見に行きたいです。前田建設のお知らせページに、次回は8月と書いてあるだけで、まだ公開申し込みのお知らせは出ていません。
渡辺甚吉邸は、移築復元とはいえ、建物が保存されることになったのですが、まだ見ることができないまま、もしかしたら「解体されなくなっちゃうかも」とyokoちゃんと心配しているお屋敷があります。フランク・ロイド・ライト設計の「旧林愛作邸」です。電通が「八星苑」として囲いこんでいましたが、2021年に住友不動産に売り渡しました。住友は建築遺産を守る会社だと思うので、解体してそのまま、ということはないと思うのですが、この先どのようになるのか、心配。もしかしたら、ライト設計の帝国ホテルがある明治村あたりに移転復元か。
お互いの近況はわかっていても、顔を見合わせておしゃべりできるのは、ありがたいこと。
次は秋の文化財建物めぐりで、いっしょになれるといいね、と別れました。
7月22日の空(ちひろ美術館のロビーから)
<つづく>