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ぽかぽか春庭「日本の服飾美 in 文化学園服飾博物館」

2023-08-22 00:00:01 | エッセイ、コラム


20230822
ぽかぽか春庭アート散歩>2023アート散歩衣装を見る(2)「日本の服飾美 in 文化学園服飾博物館

 ドレメの博物館へ行ったので、文化もね、ということで、8月3日に文化学園服飾博物館を訪問しました。

会期:6月17日-8月6日

 文化学園服飾博物館の口上
 本展では、江戸時代の豪商で近代には財閥として知られる三井家伝来の打掛、公家の伝統を受け継いだ近代の宮廷衣装、簡素な中にも潔さの漂う江戸時代後期の武家の服飾などを紹介します。それぞれの制度やしきたり、気風から生み出された服飾には、精緻な染織技術や優美な意匠が見られ、日本の美意識が集約されています。当館の誇る日本服飾の優品を是非ご堪能ください。

 私は、ずっと「文化服装学院」という名称が頭にあり、文化学園大学と名称が変わっているのに、「文化服装学院→文化女子大学→文化学園大学」の変化に追いついていませんでした。
 今年は、1923(大正12)年の「文化裁縫女学院」創立から100年の節目の年です。
 1919’(大正8)年に並木伊三郎が東京・青山に「並木婦人子供服裁縫店」を開き、同店舗内に「婦人子供服裁縫教授所」を開設したのが前身。1922年、並木は「文化式裁断法」を確立し、遠藤政次郎と共に東京・牛込袋町に「文化裁縫学院」を設立。わが国初の洋裁教育の各種学校として認可を受け「文化裁縫女学校」と改称。この年を創立年とする。
 戦後の洋装化時代、母の姉アヤ伯母が熱心に文化式の洋裁をならっていたのは、1950~1970年代でした。
 2011年に文化学園大学に改称し、翌年から共学化。
 という沿革です。博物館は、1979年に開館。

 博物館展示ポスターを並べた2階ロビーの壁(2階ロビーは撮影OK)


 出身デザイナーは,皆川明、山本耀司、高田賢三、コシノジュンコ、松田光弘(ニコル)金子功(PINKHOUSE)、ファッションに興味なかった私でも知っている人が、キラ星のごとく並びます。
 写真に刺繍したアートで有名になった清川あさみも文化学園大学出でした。

 さて、今回の伝統衣装の展示。
 第1室は。 

 平安時代に確立した和装。狩衣、直衣直垂、小袿などの宮廷装束が並んでいました。
 小袿
 神事に臨むときの白い装束と冠

 第2展示室は、江戸期を中心にした衣裳



 会期終了の前だったので、平日の午前中にしては「展示室に渡しだけ」という状態ではなかったですが、ゆっくり見て舞われました。 
 昔、文化学園で洋裁を習った仲間なのか、オバ様軍団が楽しそうにロビーで話をしていました。ハサミやミシンを駆使した日々が、青春だったのかなあ、と思います。

 文化学園が収集してきた服飾資料の展示、これからも、ドレメよりは多く訪問することと思います。ぐるっとパスをの入館可能施設なので。
 次回は、文化服装学院卒業生、甲賀まり子(ニコルから独立)を紹介。

<つづく>
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