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ぽかぽか春庭「桜雨」

2024-04-11 00:00:01 | エッセイ、コラム

20240410

ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記春(1)桜雨

 4月3日水曜日、雨の中入学式が行われている大学キャンパスの中を歩きました。新入学の喜びに輝いている親子があちこちで記念撮影をしているので、お邪魔せぬよう、すみっこで撮影。雨もよい、灰色の空に白い花びらであまりきれいにとれませんが。

 病院での定期健診、行きかえりの桜散歩です。「食うや食わずダイエット」が続いているので、肥満度やや解消。検査の数値は横ばいながら、まあ、この調子でがんばりましょう、という女医さんのことば、チョコもアイスも遠慮なしに食べ続けているのは秘密にして、「はい、がんばります」

 病院検診日の翌日もまったく同じ道を往復。なぜならば。薬局に処方箋を提出し、30分待ちというので、午後の歯科検診を終えてから取りにくることにしました。歯科のデンタルクリーニングで、口の中もさっぱり気分よく,、雨も小止みかげんの道を帰りました。歯といっしょに脳もさっぱりになったようで、薬の受け取り、さっぱりわすれました。4日、また同じ道を歩き、駅前の薬局で無事処方の薬を受け取りました。

 東京は4月4日に満開宣言。かし、雨から曇りの花曇り続き。カメラ技術つたない、いまだにコンパクトカメラ派のアナログ高齢者は青空背景の桜じゃないと、きれいに撮れない。大勢の人が花見を楽しんでいたのが、前日雨の中入学式を挙行していた大学のキャンパス。4日は近所の人たちのお花見散歩でにぎわっていました。

 4月5日は、夫と、上野公園花見散歩。上野公園は、コロナ以後ビニールシート広げて宴会することはできません。昔は新入社員が朝からシート番人となって場所確保をしているのを眺めて通った公園の桜ですが、今は、道で桜を撮影している人のほとんどが外国からの観光客です。家族連れもグループでの観光もあり、観光ガイドが旗を立てて歩く後ろをついて歩く団体もあり。

 夫とでかけたのは、東京都美術館のモネ展と、東京芸大美術館の「吉原展」を見るため。見終わって、夫を東京芸大美術館隣の学生食堂へご案内。夫は芸大の中に入るのは初めてです。夫は、学生500円学外者600円の肉豆腐定食をを食べ「学食はいいなあ、安くて」という感想。ほんとうは芸大の中もゆっくり歩くと面白いのですが、東京芸大は5日が音楽美術両学部の入学式でした。晴れやかで華やかな親子が記念撮影しているお邪魔せぬように、私は黒田記念館を見ていくからと、旧上野公園駅前で別れました。夫は「先日見たばかりだから、いいや」というので、ひとりでゆっくりひとまわり。特別室公開中だったので、黒田の代表作『湖畔』『読書』『智・感・情』などを眺めました。

 好きな絵をながめ、学生食堂で安いけどあまりうまくなかったハーフ拉麺ハーフカレーセットを食べ、天気いまいちの中、桜をながめ、まずまずのお花見でした。

 6日土曜日は、娘といっしょに花見散歩。緑道の桜を見ながら隣の駅で買い物するのを、毎年楽しみにしてきましたが、今年はほとんどの桜の木が枝を切られて、お寒い姿になっており、去年までの道の上まで枝がトンネルのように咲き誇る姿はありませんでした。

 上野公園の桜の木もそうでしたが、戦後植えられた各地の桜の木は、ほとんどが60~70年の樹齢でソメイヨシノの寿命がきているみたいです。ほとんどの枝が「これ以上伸ばしたままだと、台風などの強風のとき折れて危険」という理由で枝が切られて安全優先になっているみたいです。また、外来種害虫のカミキリムシ被害が広範囲に広がっているというニュースを見ました。上野などで切られた枝はこの被害にあった枝なのか。花のトンネルの下を歩きたい花見散歩にとっては残念な枝切りでした。

 私と娘は「桜は残念なすがただけれど、花より団子」と、買い物の前にアフタヌーンティという店でアフタヌーンスイーツセットをいただきました。スイーツのハーフサイズ4こ。おいしかったです。買い物は単1電池でした。ポイント利用で4コ170円ほどの支払い。

<つづく>

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