20240416
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記春(2)札幌観光 北海道旅行2
タワーホテル日航を朝5時半に出て、雪の残る街を15分歩き、北大キャンパスへ。北大のなかにある近代建築を見るためです。キャンパスの中の道の両脇には雪が積み上げられていました。歩いて行ける範囲では見たかった建物の半分くらいしか回れませんでしたが、よい建築がたくさんありました。
クラーク胸像も見て、雪の北大を回りました。
朝食予約が7時なので、7時までにはホテルに戻るように娘に言われていたのですが、ホテル帰着は7時半になりました。
タワーホテル日航の朝食ビュッフェ。いつものように山盛りで。
朝食後、雨もよいのホテルを出て、札幌駅から地下街経由で電波塔へ。
時計塔を見学。
時計塔の二階、クラークさんとのツーショットをとりました。4月16日は「Boys be ambitious少年よ大志を抱け」の日だそうです。札幌農学校は1876(明治9)年 9月に開校しました。わずか八か月のみ。月の在校のみ。農 学校1期生の17歳18歳の若者たちに、クラーク博士は「Boys be ambitious」 ということばを残してマサセッチュー大学にもどりました。その日が4月16日ので、この日が「少年よ大志を抱け」「少年たち、野心家であれ」の日になりました、
娘は「北菓楼」というお菓子屋に寄りたいというので、時計塔から道に迷いながら、安藤忠雄がリノベーションした北菓楼へ。東京上野の子ども図書館のリノベーションの方法と、とても似ている直し方で、このようにして古い建築が保存されていくのは、ひとつの方法でしょう。
江戸東京たてもの圓や札幌開拓の村のように、各地の古い建物を解体してひとところに集め、復元するという保存方法もありますが、元の場所に建っままを保存し、利用していくというのも一つの方法。しかし、そうすると、どうしてもレストランや結婚式場などになることが多くて、利用が制限されることにもなりますが、解体されてビルになってしまうよりはいいと思います。都会の土地は高いから、できるだけ高いビルにして土地の高さを余すことなく利用したいというコスパ論理もわかりますが、先人たちが作り続けてきた建物をできるだけ残していきたい、と言う気持ち、建物や土地からなんの利益も得られないギャラリーの意見ですから、声高に言っても無駄。
北海道庁は修理中で、外観、内部とも見学できませんでしたが、そのかわり、塔の先端部分の修理中の現場の見学ができました。外観や内部見学は修理が終われば見学の機会があると思いますが、塔の先端は、修理が終わればはるか見上げるところに存在するので二度と見ることができないかもしれません。塔先端見学はよい機会に遭遇したと、言えます。
北海道庁の正門
時間が足りず、札幌資料館など、見られなかった建物もあり、札幌に思いを残しながら午後の電車で小樽へ。
小樽の海。わたしはこんな線路際ぎりぎりのところに海があるのは初めてです。
<つづく>