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ぽかぽか春庭「水の情景月の風情展 in 三の丸尚蔵館」

2024-11-12 00:00:01 | エッセイ、コラム


20241112
ぽかぽか春庭アート散歩>2024アート散歩みのりの秋(3)水の情景月の風情展 in 三の丸尚蔵館

 私の好きな散歩コース。皇居大手門から入り、三の丸尚蔵館の展示をながめて、東御苑の中をぶらつく。平川門から出て東京近代美術館の常設展を見る。これで、一日の無料行楽。

 三の丸尚蔵館の新築工事が終わり再開されたとき、以前は「どなたも無料」公開だった皇室所蔵品の展示だったのに、運営会社がかかわることになり、入館料千円となっていました。しかも、ネット予約制になっていたので、え~お金とることになったんだ、え~、年寄りにネット予約は難しいのに、と落胆。再開第1回目展示の「皇室の雅」展は見に行きませんでした。

 しかしながらよくよく入館案内を読んでみたら、70歳以上は無料でした。なんだ、無料大好きのHAL、これなら見に行きたい。「花鳥風月―水の情景・月の風景」を観覧。

 三の丸尚蔵館の口上
 私たちの生活のなかで美しい自然をあらわす言葉、「花鳥風月」。日本には四季折々の美しさがあります。美しい自然のなかでも水は、生命をつくりあげる重要な要素。気象では雨となり「花の父母」と言われるように、植物を育む恵みとなります。雨が集まり、川や滝となって、やがて海へと流れます。そして、月は、太陽とともに季節や暦を示す情報として、人間の生活に欠かせない標しるべでした。秋は空気が澄んで月が一年で最もきれいに見えると、江戸時代の書物にもあります 。
 本展では、自然の景色のなかで、雨などの水の景色や、月をあらわした風景などの作品を、皇室伝来の収蔵品のなかからご紹介します
 

 伊藤若冲「《動植綵絵 梅花皓月図 」

 ショップで売っていた若冲動植綵絵30枚組絵葉書セット、改築前はセット1200円でしたが、1300円に値上がりしていました。何度か買ったセットのうち、ハガキとして使わず、観賞用にとってある1セット、だいじに眺めます。

 平福百穂「朝露あさつゆ(左隻)」 1915

平福百穂「朝露あさつゆ(右隻)」 1915


 西村五雲「秋茄子」1932


 川合玉堂「雨後」1924

上村松園「雪月花」1937

萬古焼き「金烏玉兎図花瓶」1915


 絵にも工芸にも、日本の花鳥風月があらわされ、人々は四季の移り変わりをめでてくらしてきました。野にも田にも四季の楽しみがあり、山にも海にもそれぞれの美しさがある。

 我が家から最寄り駅への2分強の道のりのアスファルトの道のわきにも、さまざまな草が生えています。今は猫じゃらしが秋っぽい色になってきて、風に揺れているのを見るだけでも、楽しい。

 70歳以上は無料だもんで、観覧者は圧倒的にじじばばだった。私も保険証を示して入館。じじばばが安心して楽しめる場所があるって大事。

<つづく>
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