20241126
ぽかぽか春庭アート散歩>2024アート散歩秋の工芸(2)旧朝香宮邸のアールデコ
旧朝香宮邸は、パリ万博アールデコ博の意匠を気に入った鳩彦允子夫妻によって、室内のすみずみまでアールデコデザインを取り入れました。室内設計を担ったアンリ・ラパンが日本を訪れることはありませんでしたが、朝香宮夫妻や宮内省内匠寮の技師 との綿密な打ち合わせを重ね、1931年に竣工しました。
アンリ・ラパン デザイン「花瓶」 絵付けカミーユ・タロー窯(リモージュ)1925頃 アンリ・ラパン「蓋付壺」(セーブル製陶所)1925


アドリアン=オーギュスト・ルデュク製造セーブル製陶所デザイン1931
ジャン・マヨドン「花瓶」1940年ころ


レイモン・シュブ「大食堂サイドボード」1920-1930
フランソワ=エミール・デコルシュモン「鉢」1925




2階書斎
ルネ・ラリック「花瓶インコ」1919 殿下書斎の棚の壺


新館には、個人所有などのアールデコのランプが、ドームほか作品など多数展示されていました。
アールデコの照明具や陶磁器を堪能して、18時の閉館時間には、あたりはすっかり暗くなっていました。

<つづく>