202110
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>2021日本語学校スポーツの秋(4)年寄りの冷や水
月末に実施予定のスポーツ大会。
各国の体育教育にとりいれられており、学生が参加できそうなスポーツとして、バドミントンとバスケトボールを選んだのですが、学生から異論が。
留学してからあまり運動の機会がなく、体が動かないから、バスケットのような動きは無理と文句言う。3×3のミニバスケ案もだしたのですが、結局却下。
代替案として、ドッヂボールになりました。
中国人はボールではなく大きいお手玉のような玉をぶつけ合う競技があると
いうのですが、ネパールとベトナムにはないと言うので、日本事情授業の一つとして「日本の小中学校で最も普及しているスポーツの紹介」としてドッヂボールの競技動画を見せ、近所の公園で競技してみることに。
高齢者先生は、最初は外野にいたのですが、外野手は、敵にボールを当てると内野に入れることを示すために内野入り。調子良く動いていたのですが、後ろに下がろうとして尻もちつきました。からだを庇おうとして右手をついたのが悪かった。
授業後、学生には「私の好きなスポーツ」というタイトルの作文を宿題に課して授業終了。
午後はいつもどおりパソコンで仕事をしていたのですが、どうもキーボード打つ右手に違和感かあります。4時ごろついに、「手が痛いので近所の整形外科にいってみます」と早退しました。
午後6時の受け付け終了に滑り込み、7時過ぎにようやく診察。レントゲンをとり、右手首骨折の診断。尻もちついたお尻の骨はだいじょうぶ、よかった。
右腕ひじから手のひらまでギプスで固定。
そのうち指先が痺れてくることもあるからギプスから出ている指を動かしているようにいわれました。

娘が手伝ってくれて助かったけど、右手使えないだけで、シャツ脱げないブラジャー取れない。
これまでも、大学のパソコン机を移動させようとして足に落として親指骨折とかあったけれど、足だったから歩行困難ではあったかが手は使えました。
パラリンピック選手を見て、すごい方たちだなあと思ってきましたが、とてもすごいなんてもんじゃありません。尊敬弥益。
左手がつかえず不自由極まる。ごはんは左手にスプーンを持ってなんとか食べられるが、いままで10本指の高速タッチキーボードが私の最大の得意技だったのに、ワープロ作業がはかどらない。
年寄りの冷や水。学生に笑い話で諺を紹介してきたのですが、我がこととして身にしみていませんでした。
わかい若いとおだてられて若いつもりでいたこと大反省です。
年寄りの冷や水。実感の秋。全治1か月。
<つづく>