KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

元気じゃないです

2022年06月07日 | 俳句
天気 曇のち雨

今日も梅雨寒の空模様。昨日はそれなりに元気もあったのに、今日は・・朝食後に洗濯をして、乾燥機の終わったのが10時半ごろで、畳んで箪笥へ収めたらひどく疲れてしまった。昨日は大雨の中を歩いても結構体が動いていたのに。
そんなフラフラ状態で昼食に行くエレベーターで2階から乗ってきた方に「何だか今日も寒いですね」と挨拶したら「みんなそう言うけど、私、太ってるせいか寒さは感じないのよ」と。
「羨ましいわ、痩せるばっかりで」と答えたら
「痩せててもお元気そうで、こっちこそ羨ましいわ」と返された。彼女は歩行は少し不自由をしているものの、小柄でもがっしりしていて、ほんとに元気な90歳近い方。

困るのです。私は施設内だけは歩くのを見れば健常者と同じ。外を歩けば心臓が弱っているので、足元はかなりおぼつかなくなっている。だから、「お元気そうでいいわね」「一人で外出出来る元気があっていいわね」と、羨ましがられる。
じょーだんじゃあないですよ、病気だらけなのに・・とまでは言わないが、その度に「元気なのは足だけですよ」と答えねばならない。無論、歩行に問題のない人は他にも居るし、きっと彼(彼女)たちも、同じように言われているのだろう。ここでは元気=歩けること、になっている。多少の認知症よりも、歩けることの方が大事、という風潮まである。

などという思いをした昼食後、つもは眺めるだけのLineの俳句仲間のグループに、どうしても投稿したいことが出来た。で、久しぶりに投稿したら・・
「お元気ですか」と応じた人が居た。中にはこのブログを読んでいる人も居るから、私の現状は承知していると思ったのに・・何だか情けなくなった。元気なら吟行で毎月会えるでしょう。
私は「お元気ですか」と訊かれるのが好きではない。私が病んでいることは知らなくても、後期高齢者になっても元気な人って、稀なのだ。年賀状に年一回の挨拶のつもりで「お元気ですか」と書いてあると、元気な訳ないでしょう!と一人ごつ。古稀を過ぎてからは、私は無沙汰している同年代や先輩には「お変わりなくお過ごしと思います」と書くことにしていた。
世の中では、高齢者の元気=生きていること、なのかもしれないが・・

妙なことを書いていたら、何を書きたいのか解らなくなってしまった。
ともあれ、元気=健康、という元の意味から言えば、私は元気じゃないです。でも、まだ、俳句は作れます。
で、今日出来た句は季語が五文字なら何でもいい駄句。結社への投句締切が近く投句の葉書を書き終えた後なので遊びです。・・どんな季語でも・・と言ったけれど、「紫陽花」や「花菖蒲」でなく「夏椿」にしたのは、一日で終わる花・・一日花だから。雨に打たれて元気になる紫陽花とは違う。


夏椿元気ですかと訊かれても  KUMI
コメント (6)
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