KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

マスクを外せない?

2022年06月29日 | 俳句
天気 晴36℃

梅雨のない筈の北海道で、梅雨前線が最後の大暴れで豪雨になっていて大変なようだ。写真は、2008年6月末、梅雨真っただ中の関東から、道南へ行ったときの大沼からの駒ヶ岳。函館では雨には降られなかったがすっきりの青空にはならなかった。
写真がすっきりしないのは、一度フロッピーに保存して再度パソコンへ戻したので劣化したせいかと。フロッピーなんて時代遅れの最後の頃の話。

こちらは、今朝の青空。まだ猛暑前の綺麗な色だった。


7時半からの朝食前、窓から見下ろす線路沿いの駅への道を、通勤の人たちの
行く姿が見える。朝から30℃近いというのに、まあ皆さん、真面目にマスクをしていること・・何と、こんなに密集とは縁のない道なのに、10人通れば10人がマスクしている。自転車の人に時々、顎マスクの人が。
8時過ぎて通勤の人たちが少なくなると、散歩らしき老人が時々ノーマスクで通る。
マスクの着脱が面倒くさくて、若い人はノーマスクにならないのだろう。一秒でもマスクを外していたい私のような、息苦しさは全く感じないのだろうか。暑さは感じていると思うけれど、羨ましいといえば羨ましい・・私の心臓の動きが、先日の話ではどうも普通の半分以下になっているらしいから。

で、学校では校庭での体育の時間、生徒にマスクを外しなさい、と言っても生徒が外さないのだそうだ。そんなバカな・・と思うのはマスク嫌いのバアサン。思春期の少女の思いはバアサンには考えられないくらい繊細なものらしい。昨夜のテレビ映像での話。
都内の私立中学校3年生の体育の授業。先生が熱中症防止に「マスクは外して」と言っても誰も外さないで走り出す。誰一人、外さない。「どうして?」とリポーターが訊くと
マスクとって顔を出すのが恥ずかしい、中学入学以来、ずっと顔は見せていないから自分の顔を見せたくない。仲の良い友達が外したら自分も外す・・などなど。
外国人が聞いたら、呆れてびっくりするだろう。でも、日本の元少女だったバアサンにはその気持、解る気がしてきた。入学以来、弁当も前向いて黙食。話すときはマスク。私立なので中学で初めて会う同級生ばかりで、マスクしていない顔を互いに知らない。外したら、「え、そんな顔だったの?」「変な顔」と思われるかもしれない・・顔に自信のない私だったら、きっとそう思うようになっていたかも。卒業までマスクで通せたらそれが一番いい。
何だか、笑うに笑えない、罪作りな哀しいマスクの話。小学低学年でも、そういう子が居るのだという。
熱中症になるより、自分の顔を晒してしまった方がいいでしょ。といっても熱中症がどんなものか知らない子供には、顔を晒す恥ずかしさの方が上なのかもしれない。

しんがりは男の日傘横断す  KUMI



コメント (4)
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