天気 曇のち晴
むしむし暑い、本格的な梅雨晴れとなった。私には異常な梅雨寒より有難い気候。でも、それも30℃まで。それを越えた湿度の高い暑さは「暑すぎる」と文句を言いたくなるのだから、全く贅沢でわがままなものだ。
青い紫陽花、そろそろ咲き揃ったかも・・見に行きたいのだが、今日は午前中にシャワーを浴び、午後は訪問医の診察日・・おまけに午前中は薬の副作用もあって外出は厳しい。
さて、どこかで時間を作って見に行きたい。といっても、徒歩10分のご近所でしかないのに。情けない話。
写真は、無論数年前のもの。前のマンションの周囲には紫陽花がたくさん咲いたが、藍色がいちばん多かった。
免疫療法の副作用の話。何とか頑張れる範囲の副作用、その中の「味覚障害」が、前回の治療から続いていて、治療後4週目の今週はやっと良くなった、と思ったら水曜に9回目の点滴をして2日目の昨日から、又起きてしまった。舌の「味蕾」(解りやすく言うとツブツブ)がかなりの範囲で、なくなっている。おまけに上顎の(口の中の天井になっているところ)ザラザラが全くなくなっている。
味覚障害、というのは、経験のない人には説明しにくい。私は以前、抗がん剤の経験があり、点滴後1週間くらい、味覚障害におそわれた。最初はびっくりしたが、1週間で元へ戻るので我慢出来た。3週1回で6回治療したので、2回目からは驚かなくなった。当時は、塩味と苦味が全くなくなり、甘味と酸味が残り、和菓子以外は食べられない状態だった。味蕾、に障害はなかった気がする。もっとも、それ以外の副作用・・脱毛とか腸の障害とか・・が大変で、味覚障害は我慢出来たので記憶は曖昧。
今回は、何の味を感じないか・・と言われると困る。塩味が減っているが、苦味もあまり・・甘味もちょっと変。辛味がいちばん感じないかも・・という具合に、舌の味蕾の残っている部分に反応すると感じるようで・・でも、やっぱり味覚障害ではある。昼食のカレーピラフのカレー味があまりしなかった。カレーの匂いはしたので、嗅覚は正常なようだ。
部屋へ帰ってから冷蔵庫にある「岩下の新生姜」を齧ったら、しょっぱい、すっぱい、そして少しだけ生姜の辛さ。
と、味覚障害はフクザツなのです。コロナの患者とか、後遺症患者にも味覚障害で苦しむ人が居るという。私は経験者だったので慌てなかったが、初めての人は、食べてもいつもの美味しさが味わえない、というショックだけでも食欲を失うかもしれない。
そういう方たちに助言します。味噌汁を飲みましょう。味付けは味噌や酢など、発酵食品にしましょう。日本食に残っているもう一つの「味」の「旨味」は正常に感じる筈。これ、経験者の貴重な実感からの話です。そして、和菓子を食べましょう。塩味を感じない最中はあまり美味しくなくても、洋菓子よりも美味しく感じます。
などと言ってはいるものの、明日、もっと味覚障害が進んでいたらどうしよう?無味乾燥、なんていうことがあるのかな?
今日の訪問医の話で「亜鉛補給の薬で改善する場合がある、どうしますか」と訊かれ、断ってしまった。薬を増やしたくない。今まで、全く味のしないほどの障害にはならなかったし。でも・・と、ふっと心配になった。
新しき枕の固さ明易し KUMI