羽黒町手向地区は、鶴岡市役所の東約13km、鶴岡市役所羽黒庁舎の東南東約6kmのところ
鶴岡市役所羽黒庁舎から県道47号線を東へ進みます
約2.5kmで大鳥居が見えて来ます
大きな鳥居です
更に道成りに2.7kmで標識に従って「手向宿坊街・羽黒山五重塔」方面に交差点を左へ
突き当りに羽黒山随神門があります、右に曲がった「いでは文化記念館」前の
駐車場に入りました
西向きに鳥居です
出羽三山神社の社號標です
由緒書きです
由緒
御祭神
月山神社 月山頂上鎮座(1984m)
月読命 (天照大神の弟神) 大漁満足 厄除開運 延寿息災
出羽神社 羽黒山頂鎮座( 414m)
伊氏波神・稲倉魂命(食物を司どる神) 五穀豊穣 災難消除 家内安全 子孫繁栄
湯殿山神社 湯殿山頂 (1504m)
大山祇命 (各地の山を管理する神)国土安全 夫婦和合 縁結び 安産成就
大己貴命 (国土経営開拓の神) 交通安全 営業成就 航海安全
少彦名命 (医療医薬酒造の神) 国土開発 病気平易
三神合祭殿羽黒山の出羽神社に月山湯殿山の大神を合祭して、三神合祭殿という、年間の諸祭典はここで行う。
沿革
月山、羽黒山、湯殿山を総称して出羽三山という。推古元年(593)第32代崇峻天皇の皇子蜂子皇子開山である。
この山は、元来自然崇拝山岳信仰の古神道から発したもので、明治維新までは神仏習合の山として栄え、信仰区域も当時の東33ヶ国総鎮護として広く朝野の尊崇を集めた。
今日にあっても、行の山・浄めの山・開運出世の山として信仰が篤く、年間を通しての参拝者は180万人に及んでいる。
主要祭事
例祭 (花まつり) 7月15日 神輿の渡御あり (羽黒山頂)
春祭 (祈年祭) 5月 8日 御田植え神事あり
秋祭 (新嘗祭) 11月23日 収穫祭
松例祭(歳夜祭) 12月31日 天下泰平・五穀豊穣を祈って雪中の神事あり
特殊神事と蜂子神社例祭
八朔祭、8月31日夜羽黒山伏による柴燈祭(火祭)執行
田面祭、9月1日発朔祭に引き続き五穀豊穣を祈っての神事
峰中、 自、8月26日・至、9月1日 羽黒山内吹越堂で行う山伏の秋の修行
月次祭、毎月1日、15日、斎行
北側の社務所入口にモミの大木です
南東側から見上げました
随身門周辺案内図です、今回はあまり周りは観ないようにして行きましょう
日本遺産 出羽三山の説明版です、自然と信仰が息づく”生まれかわりの旅”です
山形県の中央に位置する出羽三山の雄大な自然を行場とする羽黒修験道では、羽黒山は人々の現世利益を叶える現在の山、月山はその高く秀麗な姿から祖霊が鎮まる過去の山、湯殿山はお湯の湧き出る茶褐色の巨岩が新しい生命の誕生を表す未来の山と言われます。
三山を巡ることは、江戸時代に庶民の間で「生まれかわりの旅」として広がり、地域の人々に支えられながら、日本古来の、山の自然と信仰の結び付きを今に伝えています。神域の境界である羽黒山大鳥居から始まるこの旅は、訪れる者に自然の霊気と自然への畏怖を感じさせ、心身を潤し明日への新たな活力を与えます。
羽黒山案内図です、今回は左下に爺杉まで行きます
随神門です
手前左手に目的のスギです、二本の杉が寄り添う(合体木)ようですので夫婦杉と呼ばれます
南側からは細く見えますが、目通り幹囲7.0mの巨木です
随神門の軒下から見上げました.
天拝石です
随神の櫛岩窓神と豊岩窓神がいらっしゃいます
説明版です
随神門
明治時代までは仁王門と呼ばれ、仁王尊が祀られていた。
元禄8年(1695)由利郡矢島領主生駒讃岐守が、家運繁栄と極楽往生を祈って寄進したものである。
門に祀られている随神は櫛岩窓神と豊岩窓神で、門から侵入する災厄・疫病などを除く神で、宝暦2年(1752)6月、大仏師大熊宮内の作。
峰入りの説明版です
日本遺産 出羽三山 自然と信仰が息づく「生まれかわりの旅」
羽黒山の峰入り
「峰入り」は、開祖蜂子皇子の修行をたどる羽黒山伏の修行。
「夏の峰」は三山を駆ける夏山登拝を意味する。「秋の峰」は、山伏養成を目的として約1週間の山籠りを中心とする修行を行うなど、日本で唯一本来の山伏修行の形を伝えると言われる。
「冬の峰」は100日間の参籠修行で、100日目の満願の日にあたる大晦日に羽黒山山頂で毎年行われる「松例祭」では、修行で得た験力を競う。
羽黒山では今もなお、多くの修験者が修行し、毎年8月25日より羽黒山修験本宗・羽黒山荒澤寺の「秋の峰」、8月26日より出羽三山神社「秋の峰」がそれぞれ1週間行われ、1993年、開山1400年を機に女性を対象ちして創設された「神子修行道場」は9月6日から4日間行われている。
随神門を潜ると参道は一度下って行きます
長く成ってしまいましたので、今回はこのへんで次回に続きにします