2010.5.18(火)曇
天気の崩れが遅れて、今日一日雨は降らないということだ。じょんのシャンプーに合わせてしている家の掃除を早い目にやる。本当は週一ペースでやりたいのだが、そうはいかない。店や厨房、玄関などお客さまに関係する場所は毎日掃除しているが、プライベートな場所はそうそうやってられない。上林で困るのはカビと虫による汚れだ。カビは湿気が多いというよりは、水道水のカルキの濃度に関係があるのでは無いかと思う。虫の汚れは、クモの巣、虫の糞、虫の死骸だ。都会に比べて圧倒的に数が多いわけだから、致し方ない。どっきりは、寝室の網戸に百足の小さいのを発見したことだ。3,4cmの小型だが、そういう種類なのか、あるいは百足の子供なのかわからない。蛇や蜂は家の中まで襲ってこないが、百足だけはお構いなしだ。
土井さんが鈴蘭をあげるでと言ってくれていたので、じょんも一緒に連れて行く。私は土井さんが生前作られたという竹炭を床下に使いたくて戴きに上がったわけである。ムクちゃんが大きくなって、たくましくなっている。心細い山里の生活に、大きな助けとなってくれるよう祈る。サルノコシカケや変木などらしい遺品を頂いて帰る。
ムクちゃん大きくなりやした、何でも揃う土井工房、みんなで使ってねということだ。
帰りに万願寺とうがらしを作っておられる佐々木さんを訪ねる。今日は本場西舞鶴の万願寺の初出荷の日だそうだ。ここにはハナちゃんがいる。私たちは面識があるがじょんは初対面だ。相変わらず尻尾振って近づくが、ウーといって怒られてしまった。きっと犬慣れしていないのだろう。人間には愛想が良くて、べろんべろんとなめまくりである。耳が垂れていて親近感を感じる。眼が何とも言えないかわいらしさと、哀愁のようなものがあって、印象的だ。
ハナちゃんとハウスの中。本格的な野菜作りは大変そう。
ハウスの野菜ものを見せていただき、まだ京都の料亭でも食べていない万願寺を戴く。上林の万願寺はまだ出荷には到らないが、市場に出せない曲がったやつなんかが出るそうだ。「早いのはからいで」と言っておられたが、なるほど辛い。といっても、あのロシアンルーレットのような辛さではなくて、心地よい辛さで、私はこの方が好きだ。
かつおのたたきと万願寺、お酒が進みますなあ。
【作業日誌 5/18】
水回り等掃除、煙突点検
今日のじょん:本文に登場のためお休み