2010.5.20(木)曇
夏ともなるとあらゆる虫が増えてくる。毛虫、アブラムシ、テントウムシなど植物に害を及ぼすもの、蟻、蜂、その他の昆虫など、ナメクジやカタツムリなども増えてきた。蚊やブトなどもこれから出てきて憂鬱な季節なんだが、もっとも嫌らしいのが百足である。外で畑仕事している分には沢山出てくるが、家の中はそんなに出て貰っては困る。それでも二階の網戸に一回と店のフロアに一回発見、今日はかみさんが玄関先に脱皮した皮を見つけた。いずれもまだ小さいが、百足の成長というのは極端に早いらしい。なんとかしなければ、今年は多そうである。昨年は居間ででかいのを2回見かけただけだったが、まさか家の中には居まいと思っていたのと、大きな百足だったのでショックが大きかった。対策としては家の周りに忌避剤を撒いて、一応それ以後の出現は無かったのである。
ただし、外で見つけて、捕まえようと追いかけたら、犬走りの上にある通気口、実はこれは基礎の上に2cm程度の厚さで家を取り巻いているのだが、その中に逃げ込んだのである。この通気口はもちろん換気のために必要なもので、塞ぐことはできないのだが、虫にとっては容易に家屋内に侵入できる通路となっている。忌避剤というのが効果があることはわかるのだが、家の周りの地面に撒くことがどれほどのものだろう。先日撒いた忌避剤も昨日の雨で影も形もなくなっている。
椅子の後ろに走っているカバーの中に通気口がある。
昨年出現した百足も、この通路から床下に入り、掘りごたつの隙間から、部屋に侵入したものだろう。つまり通気口に忌避剤を撒かないと、意味がないのである。ところがこの通気口、外側は雨除けのカバーがあり、薬の散布は不可能である。するとしたら、家の内側、つまり床下側から散布するしかない。
まず、アースレッドかなんかの燻煙剤を床下で散布する。一時間ほどしてほとぼりの冷めた頃、掃除機を持って入り、虫の死骸を吸い込む。ダンゴムシ、カメムシがほとんどでクモ、小さな甲虫類もいるようだ。ヤスデはいるが百足は居ない。
掃除が終わるといよいよ忌避剤の散布となる。なにしろ四つん這いになって、頭上で粉剤を撒くのだから堪らない。ほっかむり、マスクはしているが、頭から真っ白で、暑いわ息苦しいわで、虫より先にこちとらが参りそう。這々の体で床下を一周して、次に土井さんの遺品の竹炭を一面に置く。これは湿気取りと消臭の意味である。
通気口に薬剤を散布し、竹炭を置く。
ここまでやったら百足対策は完璧、これで出てきたらもう知らん。
今日のじょん:お互いサラリーマン時代に、やまちゃんが「アトムはええなあ、飯食って寝てりゃあいいのだから、、、」と言っていたのを思い出す。人間さまの苦労なんざ知らないだろうし、済まないねえご主人様とも思ってないだろう。じょんが自らを幸せだとは感じていないだろう、もちろん不幸だとも感じていないだろう。幸不幸は相対的なものだからというよりは、犬の幸不幸は人間の想像でしかないように思うのだが、どうだろう。
傍目には気楽そーに見えるのだが、、、、、。