晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雪中八策 防獣編(24) 3/27

2012-03-27 | 日記・エッセイ・コラム

2012.3.26(火)快晴

 狩猟については鳥獣保護法に基づいているが、猟銃については銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)に基づいて管理される。日本に於いては銃などを基本的に所持できない、そしてそのことが凶悪犯罪の少ないことに大いに寄与している。従って特別に許可された猟銃所持者に対しては厳しい管理が義務づけられ、ある程度警察によって監督されていると聞く。ここまではいいのだが、警察が猟銃所持者に狩猟を止めるように働きかけているということをよく耳にする。これは事実なのか解らないのだが、もしそういうことがあるとしたら、それは狩猟というものを大切な人間の営みと考えずに単にレジャーの一環としてとらえ、猟銃を所持すること自体が犯罪であるかのごとき誤った考え方によるのではないだろうか。
 わたしたちは狩猟が大切だと認識しても、簡単に猟師になることは出来ないようだ。
 なぜこういうことを言うかというと、私たちは動物たちの前で丸腰だということだ。太古から人間は狩猟をするため、動物たちを奥山に追いやるために武器を使ってきた。それは槍であったり弓であったりするわけだが、他の国ではブーメランや吹矢なども使われた。そして共通して自然からの毒、たとえばトリカブトなどが使われた。
 ところが今はどうだ、目の前に猪や鹿、猿挙げ句の果てに熊まで居るのに丸腰じゃないか。これって矛盾じゃないか、これだけ文明が進み、一瞬にして人類をも滅亡させるほどの兵器、武器がある反面、日常に相対する獣達に立ち向かう武器が無いのだ。
 我が家には爆竹とプラスチックの弾を飛ばすパチンコがある。少しお金を出せば猿追い鉄砲などというのがあるようだが、いずれも何の効果も無いようだ。B29に竹槍で向かうようなものだ。P1000426
 
パンパンやっても知らん顔。


 例えばボウガンやアーチェリーなど武器になりそうなものがある。規制は無いようだが世間の風当たりはきついようだ。防獣のためにと多くの人が使い始めたら、批判が巻き起こり規制が始まりそうに思う。
 要はだれもが安全に使え、殺傷能力はなくとも、獣を追い払う程度の武器を最初から防獣用として開発できないかということだ。
 大昔の人は槍や弓で野生動物を捕獲したわけだから、今は追い払うだけだから同様の武器で有効だと思う。自作でこれ等の武器を作ることができるだろう、昔の人はショップなど無かったのだから。吹矢というのは上手く作れば飛距離があって有効な気がする。アフリカの原住民だかが狩猟に使っているのを映像で見た。もの凄い命中率である。もっともそこまでには相当な訓練が要るだろうが。知り合いに吹矢を自作している人が居る。これはスポーツとしての吹矢だが、飛距離命中率とも想像以上らしい。つづく

【作業日誌 3/27】
植木レスキュー
ドッグラン柱塗装
ユスラウメ、木イチゴ植樹P1010428

写真撮ってたらじょんが散歩から帰ってきた。


 
 今日のじょん:吐き戻したり、お腹のグルグルは無くなったが、病み上がりで元気が無い。じょんが元気が無いと家の中が暗くていかん。体重も減って首輪もゆるゆるになってしまった。しかし元気の無さはどうも腹が減って力が出ないような感じだ。夜は薬を止めて御飯をしっかり食べたので、明日はちったあ元気になるかな。P1010426

元気の無さがワカルカナ。 

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雪中八策 防獣編(23) 3/26

2012-03-27 | 日記・エッセイ・コラム

2012.3.26(月)雪、曇

 狩猟、防獣について法律的には鳥獣保護法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)に基づいて行われるのであるが、この法律が現状に対応できているのかはなはだ疑問である。と言ってこの法律を読んでみようとしたのだが、ものの数行読んで降参してしまった。法律というのはかくも難解なものなのか、これを読んで理解しようと思えば半年はかかりそうで、雪中八策どころか暑中八策になるのであてずっぽうで書いていくので錯誤があるようならばご指摘頂きたい。
 この法律は名のとおり自然の鳥獣を保護するためにあるようで、基本的には人間による開発が自然の鳥獣を絶滅に追いやっているという考え方に基づいているのではないだろうか。
 つまり自然のバランスが壊れて人里に出て来た害獣(人間の都合で害獣と言ってるのだが)を元の居場所に戻そう、増えすぎた害獣を彼らの居場所で棲息できるように減らそうという本来の活動に合致した法律では無いと言うことだ。
 例えばアライグマを捕獲するのに申請が居るとか、ハクビシンを捕獲したら当局に叱られて始末書を取られたなんて話を以前に書いたことがある。本来外国からペットなどの目的で動物を輸入できること自体が問題であって、自分の作物を荒らされて、捕獲したら罰せられたなんてのは本末転倒である。Img_1653

これがアライグマだ。上林はなんでもいるぜ。


 熊の捕獲だってそうだ。先日山を歩いていたら、「ここら辺は捕らえた熊を逃がした所やから気いつけや」と言われた。何でも里に出没した熊は、捕らえると山に放して、再度出て来たら殺処分するのだそうだ。これは法律かそれをもとにした条例かなんかで決まっているのだろうけど、わたしの言うところのABCD地域がはっきり機能している時代は有効な方法だけど、山も里山も彼らのテリトリーとなった現在、無意味なばかりで無く、山に入ろうとする人に対する妨害行為である。
Img_3358  
この辺熊放したんだって、かんべんしてよん。 


 法律とは関係ないかもしれないが、獣害対策に天敵となる狼を輸入して育成しようという意見があって、賛同する人もあるそうだ。確かにニホンオオカミがかつて生存していて、鹿などの子を捕食していたのは事実である。しかし鹿や猪が増えたのは狼が絶滅しただけが理由では無いし、狼が人間に及ぼしていた害も無視できないだろう。最も効果のある、人間が山に入るということを困難にしてしまうだろう。沖縄のハブ対策にマングースを導入して、どういう結果になったかを見れば、狼導入説がいかに滑稽なことかが解るだろう。つづく

今日のじょん:今朝は幾分元気に見えたが、やはり食事は摂らない。P1010413P1010418

今朝の雪、ながいおしっこ。


  予定どおり店を午後からにして氷上の病院に行く。一昨年も三月だったので、季節の変わり目におきる自律神経失調症か、食物のアレルギー反応かもというところだそうだ。血液検査して特に臓器の異常は無いようだが、注射や点滴をするなど我々と変わらない医療である。違いは保健がきかないことと医療費控除が受けられないこと。P1010424



殊勝な顔して点滴を受けている。

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