晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

楽しい腰痛(31) 2/6

2016-02-06 | 健康

2016.2.6(土)曇り  人類はなぜ腰痛になるか?-1
 人類の腰痛の原因はなんなのだろう。たくさん腰痛の本を読んだけれど答えは示されていなかった。二日ほど真剣に考えて出した結論は、座ること、特に椅子に座る習慣である。実は密かに大発見かと思っている。
 つまり直立二足歩行を始めてから今日までの99.999%以上の期間を人類は立つこと、歩くこと、眠ることの動作で過ごしてきた。その動作に対しては身体の組織は充分に進化し、異常も故障も起こらないようになってきたのだろう。ところがここ数百年、座るという動作が一日の動作の1/3をも占めるような環境になってきた。学校の授業をみてもデスクワークの仕事をみても家庭での時間も入れると連日8時間以上は座っていることになるだろう。これは過去の人類にはなかった事で、座ったとしても休憩や食事の時間だけであり、座り方も両足の介在した座り方であろう。つまり人類が二足歩行を始めて以来、寝ること以外には二足歩行と立つことを主体に行ってきたが、つい数百年は座ることがこれに加わり、時間的に立つこと、二足歩行を上回るようにさえなってきたということである。人間の身体は環境に上手に順応し、進化を繰り返してきたが、この数百年間の新しい環境つまり座ることに対しては筋肉も骨格も血液や体液の循環など身体のあらゆる機能は対応出来ていないのではないだろうか。座ることに対してはあまりに歴史が浅すぎるのだ。直立二足歩行に対応して進化してきた器質や機能も座るということ(特に椅子に)の時間が長くなり相対的に直立二足歩行の時間が短くなれば当然退化してくる。
 座ることへの進化の未熟性と直立二足歩行に対する成熟した進化の後退(退化)こそが人類の腰痛の原因だと考えられる。サーノ博士も井尻先生もどちらも人類の新しい行動、座ることに気付いていない。つづく

【今日のじょん】ちょっと前の事だけど、おおい町のうみんぴあに行ったとき芝生広場が一面の雪だったので紹介するワン。20日に降った雪なんだけど誰も歩いていなくて新雪状態だったのだワン。
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする