晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大栗峠考(47) 7/7

2018-07-07 | 山・峠

2018.7.7(土)雨 二つの大栗を訪ねるー1

 歴史的な大雨が全国に被害をもたらしている。この雨の中を上林の二カ所の大栗を訪ねる。大雨の時にしか発見できない何かがあると思っていたので、被害に遭われた方には申し訳ないがわたしにとってはチャンスなのだ。
 2018.6.6(金)11:30~13:00
 十倉志茂町大栗
 MTBで中十倉から上林側添いの農道を走る。農道の取り付き、張田は縄文の遺物が発見されているところで、この辺りに縄文人が居たんだと思うと何か楽しい。左岸に渡る橋のところで大栗方面の写真を撮る。

大栗は川が狭まった部分の左岸やや下流。右は上流を望む、十倉一帯は縄文以降の多くの遺跡がある。
 大栗は十倉の広い河内地形のところが急に狭まり、上林側が狭くて屈曲したゴルジュ地帯に入るところの左岸の山間斜面である。川沿いに大栗林道が走っており、最初の谷、神子谷には地域の方々が開発された不動の滝がある。今日の目的ではないので先を急ぐ。

大栗林道起点、起点から100m程かしっかり川が見えるのはここまで、大きな砂洲が見える。
 

神子谷、不動の滝の取り付き。上林側の様子は林間で見にくい。 

 一番見たいのは川の様子なのだが植林の合間に濁流が少し見えるだけだ。山側に崩壊などが見られるところはない。400mほどで最初の屈曲部分に着く。川幅が狭くなり急流になるかと予想していたがさほどではない。しかし十倉の平地を流れているときとは明らかに違うことがある。それは水面に白波が立っていることとザーザーという水音が常にしていることである。帰りがけに水面をよく見ると、所々に大きな岩があり、おそらく河床は岩床となっているのではないだろうか。

よく見ると白波が立ち、川音が激しい。
 続いて忠町大栗を目指す。左岸の農道が続いていそうなので走ってみるが使われていない道はぬかるみと雑草でひどい目に遭った。十倉向町の水無月神社に寄ってみる。この小松谷については後日「上林の澗地名」として紹介したい。武吉町、佃町を越えて忠町大栗に着く。つづく

水無月神社と、そこから小松谷を望む。  


 

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