2018.7.20(金)快晴
7月16日のことである。大阪フィルハーモニー交響楽団が舞鶴に来た。地方に住んでると交響曲を生で聴く機会は年に一度くらいである。かといっていつでも聴けるところに住んでいた時は一度も行ったことがない。勝手なもんだが年に一度くらいなので楽しいのかもしれない。あと何回聴けるだろうという歳にもなってきた。
今回の目玉はピアノの天才、牛田智大(うしだともはる)さんのラフマニノフ3番とムソルグスキーの「展覧会の絵」である。牛田さんは19才というから智大君と呼んでもいいかなと思うが、童顔の青年が弾くピアノに驚いてしまった。ラフマニノフ3番は特に難しい曲だそうで、それが聴けたというのはとても幸せである。ピアノ協奏曲というのは余り好きで無かったのだが、一昨年萩原麻未さんのチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番を聴いて大好きになってしまった。ピアノ一台で大楽団と張り合うという感じがとてもいい。ソロの部分になると切なくて、「はやく他の楽器で助けてやってくれよ」という気になるのは正しい聴き方ではないかもしれない。とにかく凄い!のひとことだ。
演奏中は撮影出来ないので、その前の様子。この時間が楽しいのよね。
展覧会の絵は学生時代の思い出がある。ロックでこれをやっているというのがあって、凄くいい曲だなあと思っていたのだが、エマーソン・レイク&パーマーと言ったかな。でもフィルハーモニーで聴く方がいいに決まっている。プログラムの絵の紹介を見ながら聞いていると、美術館をめぐっている気がしてくる。曲を聴いて絵が想像できるのだからコンサートと美術館を同時に体験できるのだ。第10曲の「キエフの大門」となると「展覧会の絵」ってこんな凄い曲なんだと感激してしまう。
帰りがけに同行の工忠君が「あのファゴットの横の馬鹿でかい楽器なんですかねえ?」と聞いてくる。いやあ同じこと考えるんやなあと思って調べてみたら、コントラファゴットといって6m近くあるそうだ。
今年の大きな楽しみが終わってしまった。
【今日のじょん】
猛暑が続いてワンコが来なくなった。モモちゃんだけがまめに来てくれるので冷房の効いた所を解放、じょんもうれしそう。