2020.1.18(土)曇り
ここから先は道がないといっても、尾根上なので問題は無い。但し傾斜はものすごくゼイゼイ息を切らしながら登ってゆく。嫌になった頃に蓮ヶ峯の尾根にたどり着く。小休止して東に向かって進む。尾根上は登山者も歩いており、様々な目印テープが巻かれていて安心だ。尾根自体すっきりしており、派生する支尾根も少ないので目印が無くても迷うことはないようだ。509mのピークは開かれた頂上に真ん中に大木が有り、とても素敵な頂上だ。ここで昼食をとることにする。北面には梢の間から弥仙山が望め、南面には浅原の深い谷が見える気持ちのいい場所だ。
弥仙山はどこから見てもすぐにわかる。
ここからは尾根は東北に向かい、551mピークを越える。「551だけに蓬莱山かなあ」などと冗談を言いながら進むと右に支尾根の出ている膨らみがあり、下方に道らしき直線が走っている。
尾根の途中で城山の見える眺めの良いところがあった。
「作業道かなんかだろう」と真っ直ぐ進むとその道に出た。その道を進むと於与岐に下りる分岐の道標がでてきた。なんてことはない、これが改心の道だったのだ。きびすを返して改心の道を上林方面に歩く。しばらく行くと先ほどの支尾根との分岐が出てくる。上林方面から蓮ヶ峯に向かうならこの支尾根を行くべしと赤テープの印を付ける。
上林方面から、右に行くと弥仙山(改心の道)、左の尾根を行くと蓮ヶ峯に行く。
改心の道をしばらく行くと元権現跡に出る。ここからは中上林の村々の景色が美しい。西に目をやると歩いてきた蓮ヶ峯の尾根が望める。ここでコンパスと地図を出して見ていると妙なことが起こった。コンパスが効かないのだ。気泡が入って、針が外れたかなと思って買い換えを覚悟したが、家に帰ると正常に作動している。磁石が効かなくなる場所があるということは聞いたことはあるがまさか元権現跡がそうなんだろうか。次の訪問が楽しみである。
元権現跡から蓮ヶ峯の尾根
改心の道を下り、神谷道に入る。分岐に立派な道標のあるこの道は一度歩いてみたかった道なんだが、歩いてみるとどうって事はない道だった。じょんのびに帰るのに少し近くなるというだけのものだった。おわり
どこでもそうだが村に出るときはゲートを開け閉めする、興ざめ。