晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

のび逃走始末記ー12 1/26

2020-01-26 | Dog

2020.1.26(日)曇り のびの逃走経路、行動について-2

 
 
 最初に姿を消してからのびは河牟奈備神社の裏山に逃げ込んだと予想したが、他の経路も無視できないので車でまだ回ってないところを回ったり、中山の林道を詰めたりした後裏山に入った。裏山は10分程度で尾根上に着き、東は尾根を登っていき西は尾根を下っていく。どちらも道は無いが歩きやすい尾根である。東に峠まで行き引き返し、西に進むと古気良谷のお墓の丘陵となる。水のある方に行くという原則があるならば、古気良谷に下りている確率が高い。そう決めて古気良谷を捜索する。バイクで林道を詰め奥の二股まで行く。途中白い生き物がいてドキッとする。のびはベージュのダウンを着ていたから遠目には白く見えるのだ。近寄ってみるとそれは猫だった。後でわかったことだがそれは野良猫で、つまりこの谷で動物が生きていくことが出来るということだ。二股を水の涸れるところまで捜索し、林道をもどる。そしてお墓の下で奇跡的と言える再開をする。古気良谷に降りているという予想は見事に当たったのだ。
 河牟奈備神社で見失ってからここで見つけるまでの5,6時間のタイムラグはどういうことだろう。
ここに至る道はa.河牟奈備神社上の尾根、b.仲林さん隣の旧村道、c.府道から古気良谷の三つが考えられるが、どの道を通ってものびの足で30分以内の行程である。逃げるときは全力疾走で走り、逃げ切ったらどこかに潜みそして水を求めて動き出すというのが考えられる行動ではなかろうか。b.c.については追手の軽トラが府道に居たこと、仲林さんの目撃情報は無いこと、府道を真っ直ぐ行ったとして旧村道や古気良谷に入り込む可能性は低いと考えられ、a.が最も有力な行動と思われる。古気良谷を下から捜索し奥の二股まで行って、その帰りに発見したということは、谷に潜んでいたと言うよりは、神社の尾根から降りてきたところをばったり遭遇したと思われてしかたがない。

河牟奈備神社、神社上の植林帯、古気良谷に向かう尾根
 千載一遇のチャンスに出合い、これまでの失敗をすべて挽回できるという嬉しさもここまでで、またしてもバイクで追いかけて取り逃がしてしまうという最悪の事態となる。人間万事塞翁が馬。つづく

偶然発見した尾根の末端、お墓の下。河牟奈備神社はこの尾根の向こうになる。 

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