2008.10.14(火)雨、曇り
朝からしっかりした雨で、予定していた深山行きを延期する。深山は三和町にあり、我が家の山林で唯一まともに残っている山である。私が小学校時代におやじが植林していたので、40年ぐらいの杉が植わっている。それにしてもチエンソーや刈払い機のない時代に山を切り開き、植林した労力は今から考えると信じられないぐらいだ。みんな貧しい家計から苗代を出して、子供の教育費に自分たちの老後の資金にと思って植林した。そしてやっと木が育った時が来たら、木材の値は暴落し、山は荒れ放題、山道は消え薮は伸び放題、獣たちの天国と化してしまった。農政もさることながら山林行政も間抜けな日本である。昨冬間伐のため深山に入り、数本が杭や支柱としてじょんのび村に役立っている。今年も山に入ろうと思うのだが、なにしろ隣地との境界が解らないのだ。それで製材所の小原さんに教えてもらおうと依頼していたところであるやむなく衣替えや、転居通知など屋内作業をする。
「紫蘇の醤油漬け」
何かと作った加工食品を点検していると、なななんと紫蘇の醤油漬けにカビが発生しているではないか。どうも醤油が不足して浸かっていないところに発生したようだ。上部のカビの部分をスプーンですくって棄てる。
しっかり醤油に浸すこと。
ついでに味見をする、まずまずだ。そのままでは醤油の味と香りが強すぎるので、食するときは絞るのが良いようだ。醤油は紫蘇醤油といって香りの良い醤油として使える。ただし使った分だけ補充しておくこと。
「梅酒・梅酢」
梅酒は梅干しの作製時に使う焼酎が余ったのでついでに作った。といっても余りの方が九割以上あるので、余りと言っていいかどうか、、。ホワイトリカーももう少し小さな容器が欲しいものだ。漬けてから気付いたのだが、最初に楊子かなんかで実をつついて着けるそうだがすっかり忘れていてそのまま漬けてしまった。約3ヶ月ほど実がぷかぷか浮いており、なにかまずかったかなと思っていたが、ようやく沈んできて安心している。実をつつかなかったのでもう少し時間がかかるようだ。
梅酒と梅酢、ゲストルームに置いてある。
梅酢は茗荷を漬けたり、これから採れる生姜を漬けるために置いてあるが、実に強烈な味がする。茗荷など梅酢の酸味だらけで茗荷の香りなど負けてしまっている。生姜なら丁度だろうか。そのほか紫蘇の実の塩漬けなどにも使っている。 現在壺一壺、梅酒瓶一瓶、瓶詰め6瓶などがあちこちに置いてある。台所は一杯で置けないのだ。寝起きする部屋に置くのもいまいちだし、地下の物置は風通しが悪い、イナバの倉庫は高温多湿で不向きだし、今後増えてゆく加工食品の置き場が無いのだ。遠い将来だが、加工食品小屋、いわゆる味噌蔵を造りたいなあと思ってはいるのだ。
「ゆかり」
梅干しの赤紫蘇を引き上げて絞り、カリカリに干して、すり鉢で粉にする。しっかり絞りすぎたのか、塩味が少ない。市販のゆかりと違って味が無い、何とも頼りないただの紫色の粉となっている。焼き塩やごま、柚子、紫蘇の実などを加えてうまいゆかりにしあげたい。
今日のじょん:いくみちゃんが来ていたのでおおはしゃぎのじょんである。美味しいものももらえるし、夜遅くまで遊んでもらえるし、もう大変。でも今回は2日間で帰ってしまうので、また寂しくなる。
いくみちゃんにくびったけ。