日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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環境モデル都市、高知県 梼原町に行ってきました その2  自然エネルギーの推進の取り組みの内容

2012年09月03日 22時15分00秒 | 地域活動
9月3日(月)

環境モデル都市、高知県 梼原町に行ってきました その2
梼原町の自然エネルギーの推進の取り組みの内容その1


 風力発電;カルスト高原1300m(梼原町の中心部から車で40分の愛媛県との県堺に立地)
  
  年間通じて平均風速7.2m/秒の風を利用して町が2台の風力発電を設置(1機600kw)
  風車の高さ50m 羽根は25m  売電で年間3500~4000万円の収益がある。
  この収入を「環境基金」に入れ、環境施策費用に運用している。
 

太陽光発電;公共施設に設置
      総合庁舎 屋上      80kw
      コミセンなど22ヶ所   合計443kw

      写真は町の総合庁舎  外壁はヒノキとガラスづくり
      
      庁舎の中もヒノキづくり
      

小水力発電;梼原川の流路変更時に落差7mの滝をつくり、これを利用して最大出力53kwの発電施設をつくる。「梼原学園」(小中-貫校・地元産の木材を使った素晴らしい建物です)の中学校舎と体育館に昼間利用、夜間は市内の街路灯82基に利用している。
川幅が30m位ある檮原川の落差を利用しているが、

小水力発電に利用しているのは左端の直径1mくらいの金属製の配管の部分とその上の発電装置


なお街の中心部では電線は地下に埋められ、すっきりした町になっています。

バイオ燃料; 梼原町森林組合:2000年に森林管理協議会(FSC ・ 本部ドイツ)の森林認証をえる。
 日本で2番目。
 製材工場:木屑炊きボイラーで端材を使って木材乾燥させる。
  間伐材など使った木質ペレット製造する。 工場は2007年建設、三セクで運営している。
  年間1800tの生産能力がある。
  未利用材を1t4000円で購入して加工・販売する。
「雲の上 清流育む 樹木の里」「森林再生価値創造工場」と書かれた工場建物

  ホテル・特養・中学の寮の空調に(吸収冷温水機)活用している。
「雲の上の温泉」や「レストラン」のペレット焚きボイラーで活用している。
  ペレットを燃やして暖気はもちろん、冷気にも変えることができる設備
  この時は約10度程度の空気が、配管をとおして送りだされていた