3月30日(木)
27日の市議会・本会議に傍聴に来られたSさんが傍聴記を寄せてくださいました。
最終日の本会議での私の一般質問と今後「代表質問をした議員は、その議会で一般質問をさせないようにする」、こんな議員の発言を封じる行動に議員と議会が動きだすという事件が起きました。今後幹事長会議などでこのルールを議会のルールーとして多数で決めて押し付けようとしています。「発言するのが、質問するのが議員の仕事では?」「議員の、自らの発言を制限するのは議員と議会の自殺行為」ではないでしょうか?市民のみなさんからも声をあげていただきますようにお願いいたします。傍聴者の手記を掲載させていただきます。
2月議会の最終日(3月28日)、
与党の議員と議長の品性を疑わせるに十分な珍事が本会議場で起きた。
この日の議事は前日にし残した一般質問の続き。午前の最後、名手議員は、市立幼稚園4園と市立保育所4所を「市立学校法人」に移管(市立から法人立に)する市長の構想について質問した。
市長の「施政及び予算編成方針演説」(2月20日)で急浮上した公立幼稚園と保育所の「民営化とは違う、新たな運営の在り方」が、代表質問と市長答弁(3月3日)である程度形を表し、文教常任委員会(3月8日)の質疑でスケジュールが明らかになったので、さらに深くただすために名手議員が質問にとりあげたと思われた。
市立幼稚園と市立保育所が市の手から離れることで保育の質が低下しないか、職員の処遇はどうなるのか、保育料がどうなるのかなどを心配する職員や親の気持ちを代弁しての名手質問に対して、担当部長からは「市が法人に関与するから大丈夫」と同じ答弁が繰り返され、ついに「市が法人に強く関与するから大丈夫」に変化した。
傍聴していて私は、“市が関与しないとこれまでの市立のよさが低下するだろうことを懸念していることを吐露したもの”と感じた。将来、時の市長の政策判断で関与の程度を下げれば、あるいは法人に支出する予算を減らせば、坂道をころがり落ちるようになるだろう、と心配になってきた。
質問が終わるのを待ちかねたようにある議員から大きな声でヤジが飛んだ。「代表質問した同じ人が一般質問するなんておかしい!議会の品位にかかわる!」という意味のことを何回かヤジっていた。これに対して議長は何も制止しない。見るに見かねた(聞くに聞きかねた)のか、野党の議員が「どこで決めたんや!そんなルールない!」とやりかえした。最初のヤジ議員はさらに「議長、なにかして下さいよ!」という意味のことを(文言はよく覚えていないが)議長に向かって言った。これに対して議長は「わかりました。○○します」(この文言もよく覚えていない)とその議員に約束するような返事をして「この際、暫時休憩します」と休憩宣言をした(ちょうど正午になったこともあって)。
ヤジ(不規則発言)を制止して正常な議事運営に戻すのが議長の職務であるにも関わらず、制止しないばかりか「身内」議員のヤジに聞き入り、ヤジに応える発言をしたのである。
法人に移管すれば国2分の1、府4分の1の交付金(年間2億5千万円と試算)が市に入るという。福祉を削減し続けてきた国が金をくれてやることに、何か魂胆があるとみるのが自然だろう。公立幼稚園・保育所を自治体から切り離すのがねらいであることは容易に想像できる。まして全国どこにもまだ他に例がないという法人への移管計画。名手議員がそんな問題意識を持って質問するのは市民に対する責任を果たそうとしているからだ。市長提案になんでも賛成する与党議員には、名手議員の質問は「うるさい」「しつこい」としか聞こえないのだろうか。
3月29日 Sさん
27日の市議会・本会議に傍聴に来られたSさんが傍聴記を寄せてくださいました。
最終日の本会議での私の一般質問と今後「代表質問をした議員は、その議会で一般質問をさせないようにする」、こんな議員の発言を封じる行動に議員と議会が動きだすという事件が起きました。今後幹事長会議などでこのルールを議会のルールーとして多数で決めて押し付けようとしています。「発言するのが、質問するのが議員の仕事では?」「議員の、自らの発言を制限するのは議員と議会の自殺行為」ではないでしょうか?市民のみなさんからも声をあげていただきますようにお願いいたします。傍聴者の手記を掲載させていただきます。
2月議会の最終日(3月28日)、
与党の議員と議長の品性を疑わせるに十分な珍事が本会議場で起きた。
この日の議事は前日にし残した一般質問の続き。午前の最後、名手議員は、市立幼稚園4園と市立保育所4所を「市立学校法人」に移管(市立から法人立に)する市長の構想について質問した。
市長の「施政及び予算編成方針演説」(2月20日)で急浮上した公立幼稚園と保育所の「民営化とは違う、新たな運営の在り方」が、代表質問と市長答弁(3月3日)である程度形を表し、文教常任委員会(3月8日)の質疑でスケジュールが明らかになったので、さらに深くただすために名手議員が質問にとりあげたと思われた。
市立幼稚園と市立保育所が市の手から離れることで保育の質が低下しないか、職員の処遇はどうなるのか、保育料がどうなるのかなどを心配する職員や親の気持ちを代弁しての名手質問に対して、担当部長からは「市が法人に関与するから大丈夫」と同じ答弁が繰り返され、ついに「市が法人に強く関与するから大丈夫」に変化した。
傍聴していて私は、“市が関与しないとこれまでの市立のよさが低下するだろうことを懸念していることを吐露したもの”と感じた。将来、時の市長の政策判断で関与の程度を下げれば、あるいは法人に支出する予算を減らせば、坂道をころがり落ちるようになるだろう、と心配になってきた。
質問が終わるのを待ちかねたようにある議員から大きな声でヤジが飛んだ。「代表質問した同じ人が一般質問するなんておかしい!議会の品位にかかわる!」という意味のことを何回かヤジっていた。これに対して議長は何も制止しない。見るに見かねた(聞くに聞きかねた)のか、野党の議員が「どこで決めたんや!そんなルールない!」とやりかえした。最初のヤジ議員はさらに「議長、なにかして下さいよ!」という意味のことを(文言はよく覚えていないが)議長に向かって言った。これに対して議長は「わかりました。○○します」(この文言もよく覚えていない)とその議員に約束するような返事をして「この際、暫時休憩します」と休憩宣言をした(ちょうど正午になったこともあって)。
ヤジ(不規則発言)を制止して正常な議事運営に戻すのが議長の職務であるにも関わらず、制止しないばかりか「身内」議員のヤジに聞き入り、ヤジに応える発言をしたのである。
法人に移管すれば国2分の1、府4分の1の交付金(年間2億5千万円と試算)が市に入るという。福祉を削減し続けてきた国が金をくれてやることに、何か魂胆があるとみるのが自然だろう。公立幼稚園・保育所を自治体から切り離すのがねらいであることは容易に想像できる。まして全国どこにもまだ他に例がないという法人への移管計画。名手議員がそんな問題意識を持って質問するのは市民に対する責任を果たそうとしているからだ。市長提案になんでも賛成する与党議員には、名手議員の質問は「うるさい」「しつこい」としか聞こえないのだろうか。
3月29日 Sさん