日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市での1歳児対数の国基準6:1への変更の検討についてあらためて、5:1の保育体制の堅持を求める

2018年06月12日 22時48分00秒 | 市議会
6月12日(火)
 今日は6月市議会、文教常任委員会です。名手ひろきは、委員として約6点について発言しました。いくつかをお知らせします。

箕面市での1歳児対数の国基準6:1への変更の検討について
あらためて、5:1の保育体制の堅持を求める。

6月12日箕面市議会 文教常任委員会で質問しました。
                   名手宏樹

Q、公立保育所などで行われてきている、1歳児対数を5:1=保育士1人に園児5人の保育基準を国基準6:1への変更の検討されていることに不安の声が保護者会や職員からあがっています。3月の議会でも、「5:1を堅持すべき」と発言してきましたが、どんな経過で検討に至ったのか?

A、昨年から国から文書調査が来ていた。3月議会では、すでに「検討している」と答えていた。調査は、全国集約され、待機児が高い市町村に基準を緩和している自治体が多いという結果が出たという。国の財源が確保され、(消費税のこと?)予算ができれば、国は5:1の対数に変更したいとの方針。という。

 さらに、今年4月18日、国の会計検査院が箕面に会計検査に入った。この会計検査は、毎年自治体を決めて検査に入っている。今年は箕面、池田、大阪市、堺市などに入ったらしい。箕面では、待機児童について、1歳児対数について検査に及んだ。

 「市として、公立と民営化園でだけなぜ、5:1の対数が確保されているか、なぜ、民間園が6:1なのか説明がつかない」としている。保育士不足で保育士が確保されない 待機児対策が必要という事情がある。

 市として、今年、年度途中から、公立と民営化園の対数を6:1へ変更したいと考えている。年度途中の方が、保育所現場、子どもの状況が、落ち着きがあるとしている。
   

国基準は、あくまで最低基準だ。
 これまで、全国の公立保育所、認可保育所は、その基準に上乗せして、子どもたちの発達と成長を保障するために充実した保育をおこなってきた。待機児を減らすことが理解できるが、そのために、保育の水準を下げてゆくことは認められない。待機児対策は、保育所の増設で、この間、その努力は認めているが、対応すべきだ。

組合協議は終わっているのか?
 組合とは協議中だが、待機児の改善・解消には理解をえており、安全対策が十分かを協議・検討している。組合協議は続けるが、予算が伴うものではないので、特に議会には説明がないよう。
 組合とは協議中である。結論が出ていない。

保護者の理解は得られているのか?
 5月19日(土)には、市保連の役員・代表者にも報告されたが、その場で「おかしい」や否定的な声は出ていないと認識している。・・・というが
 それは、正確な声を反映していない。保護者の中にも対数の変更には「容認できない」「批判的な声がある」と聞いている。きちんと報告してもらいたい。保護者会では現在、意見集約をしているとのこと。

公立保育所や民営化園で長きにわたって5:1にしてきたのはなぜか?
 1:5にしてきたそれなりの理由があった。1歳児は、ミルクを飲む・乳児から、ハイハイする子、つかまり立ちから立ち歩きする子、成長の幅が大きいなど特別な事情もあり5:1の保育が守られてきた。

 内閣府は5月28日、2017年に報告があった保育施設や幼稚園、認定こども園での事故件数を発表した。全治30日以上の重大な事故は880件で、前年比1・5倍。子どもが亡くなった事故は8件(8人)だった。と報道されている。全国的にも事故が増えているという認識はあるか?

国も「財源ができれば近い将来は5:1にする」意向か?
 国の財源が確保され、(消費税のこと?)予算ができれば、国は5:1の対数に変更する方針。という。
 ならば、箕面市は、これまで続けてきた保育の体制を堅持すべきだ!

近隣他市の状況は、どうか?
 池田、高槻ではすでに6:1、ただ、池田は、4月から7月まで5:1で対応している。
 吹田、摂津、茨木、豊中では5:1である。茨木では民間もあわせて、市が支援して5:1の保育が行われている。
 それぞれ市の、保育子育て支援予算の違いがあるというが、子育て日本一をいうなら近隣他市で堅持されている5:1を守るべきだ。

 現在、保育士の資格を持ちながら、保育の仕事に従事していない潜在保育士は、68万人いると言われます。
 「保育士になり手がない」、「就業を希望しない」1番の理由として「仕事の割に保育士の賃金が低いから」という調査結果が示されている。「子どもの命を預かり仕事が大変なのに賃金が安い」ということ。保育士のなり手を増やすためには、保育士の働く職場環境の改善は必須です。今回の国基準への改悪はさらに働く環境を悪くする。

 職員組合も保護者団体も、現時点で6:1への改悪は認めていない。市が進める公的保育、保育行政としての公立保育所は保育水準の向上に努めるべきでその水準は民間の保育の向上にも波及せるものだ。
 あらためて、5:1の保育体制の堅持を求める。



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1 コメント

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Unknown (ゆず)
2018-07-12 16:19:11
1対5の保育体制を強く求めます。
この配置基準について、箕面市議会での話し合いの記録等を読みたいのですが、どちらで確認できますか?
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