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今日で立春と暦の上では春だが、実際には千両やポリアンサスのような赤い実はあってもなかなか花は咲いていない。もちろん、花壇のパンジーやビオラ、ジュリアン、クリスマスローズのように大切に育てられているものはあるが。
その中で遂に近所の紅梅が咲き始めた。
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何か本当の春を見つけたような気がして人の庭の紅梅も愛おしく思われる。また、ジンチョウゲものだそろそろつぼみが膨らみ始めてきた。
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その梅より少し早く、また、大ぶりの花をさかせるのが、木瓜(ぼけ)の木である。木瓜はその名前の通り『木に瓜のように見える実』がなることからその名前がついた。もとは木になる瓜で『もけ』が転じて『ぼけ』となったという説が有力、別にボケている訳ではないのはもちろんのこと。元は中国原産で果実はカリンなどと同様に果実酒などに用いられる。
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我が家の近くの庭にある木瓜にも収穫されることのなかった実が付いたままになっているが、実は始め緑で熟すると黄色になるが、大きさは梅より大きくなる。
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我が家でも一鉢300円程度でまた苗を買ってきて朱に近い蕾が膨らみ、小生は赤の花が咲くのを楽しみにしている。これも上手く育てれば毎年花が咲くのに我が家の木瓜は葉ばかり育つが花が咲いたことがない。これは植物が悪いのではなく、育てている人がボケなのかもしれない。来年こそ何とか花を付けさせてみたいものだ。
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